言語化不可能!? マイナーアート系映画、三選!

 今回は、宵待なつこさんリクエストによる、

「マイナーめのアート系映画」

 を三本、ご紹介します。


「アート系映画」と一言で言っても、どのようなものを指すのかはwかりませんでした。

 

 個人的に見たい感じとして

『時計じかけのオレンジ』

『2001年宇宙の旅』

『PERFECT BLUE』

『パプリカ』


 あたりが出てきたのですが、違うのでしょうか。


 そんな感性で紹介しますので、多少の解釈違いはご勘弁を。


 では、洋画からは二本、邦画からは一本、紹介していきます。



      ◇  *  ◇  *  ◇ 



『ドッグヴィル』


 閉鎖的な習慣を持つ村に迷い込んだ謎の女性が、村から難癖をつけられて翻弄されるという話です。


 謎の女性は、ニコール・キッドマンが演じます。


 この映画のどこがアート的かというと、セットがないんです。

 家具、小物類などはあるのですが、間取りすべてが線で引いただけという斬新なセットなのです。


 どうも演劇をベースとして作られた作品のようです。


 最後で色々なストレスが解消されるのですが、残酷な話です。




『草原の実験』


 1950年代のロシアを舞台にした、三角関係モノのストーリーです。


 草原で暮らす少女は、父と二人暮らし。

 彼女の楽しみは、まだ見ぬ海外への憧れです。

 幼馴染との逢瀬は、彼女にとっては「仕方なく付き合ってあげている」という感じでした。幼馴染は惚れていますが、少女的には煮え切らない感じの空気があります。


 あるとき、家の前でロシア人のバスが立ち往生します。

 少女は水を欲した青年に井戸を提供しました。

 そこから、彼との秘密の逢瀬が始まるのです。


 これはビックリしました。

 なんとこの映画、台詞がありません。

 言葉が出てくるのは歌とかラジオからの音声くらいで、会話すらありません。

 それなのに、話の内容はなんとなく見えてくるという不思議な作品です。


 それでいて、最後までどのような展開が待っているのか、予測が付きません。 


 物語終盤で、ヒロインを遮る鉄条網、なんとも物騒な存在感をかもしだします。


 それらはすべて、ラストに繋がっていました……。




『鉄男』


 身体が金属化していくサラリーマンが、自ら身体を金属化した元陸上選手に追い回される話です。


 現代舞台なのに、白黒の映画です。  

 なのに、血の色が見えてくるほどグロテスクです。


 これはぶっちゃけ、誰にも理解できないかと思います。

 説明しているボクでも、理解不能でした。



      ◇  *  ◇  *  ◇ 



 いかがだったでしょうか。

 ご満足いただけましたでしょうか。


「もっとアーティスティックな映画はある!」

 とおっしゃる方は、コメント欄で教えてください。

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