51話 謁見の間の戦闘 前半

 ・・・ リリコ side ・・・


 --ドガーーーン!!

 --ドドドドド…パパパパ。

 --フォン…。フォン、フォン…


 怒ったエルフが繰り出す爆破と風魔法、弓矢による攻撃を尽くことごと(く)躱す。

 なにせ、全て私の致命的な場所(頭や足)を狙ってくる攻撃だったからだ。当たればその場で終わってしまいそうな攻撃ばかりだが、場馴れしている戦士ならこんなにも・・・・・簡単な攻撃は無い。ただの(※)テレフォンパンチだ。


 ※ピンポーン 

 説明しよう。『テレフォンパンチとは』

 相手にパンチを繰り出す際、自分の耳元まで腕を引いてからストレートを繰り出す行為を言い。その格好が電話を持っている光景に似ているから付いた相手を馬鹿にした例えである。

 そして、それが派生し誰にでも分かる攻撃を『テレフォンパンチが来る』とスラング表現される様になったのだ。


「うらあああああああ」


 で、そのテレフォンパンチと化しているエルフの攻撃を躱すと奴等との距離を詰める。攻撃が最大の防御とも言われているが、(外れた)攻撃は最大の弱点である。


「うわぁ。こっちに来たぞ!!」

「遅い!」


「「ぐわぁ」」


 複数いたエルフの軍人たちをすれ違いざまに私の獲物で完全に無効化する。と、言っても殺す訳じゃない。

 いくら何でもエルフの里でエルフを殺せば、私達は生きて里を出られなくなる。

 だから、腕や足の骨を折ったり、強めの打ち身を食らって貰うなどの『痛い目』にはあってもらう事にした。イケメン顔が苦痛で歪んだ顔に変わるのはなかなか面白いからな。


「黒く美しい(※)美少女戦士のシルエットが悪徳(?)エルフ兵を八つ裂きにする」

(※美的感覚は個人の見解です。当方は関与しておりません)


 --ズバズバッ!!


「「ぐあぁ」」


「我こそは(※)美少女勇者リリコ。キュピーン」

(※あくまで本人の意見です!!)


「「ぐぇぇぇ」」


「ちょっと、何で私だけ変な解説が入るんだよ!」

(※変な妄想は個人……) --ガスッ


 変な解説に一撃お見舞いすると壊れた様に静かになった。ふふふっ、私を止める者はいない。


「ふっ。またつまらない物を殴ってしまった。…グフッ」


 私に変な解説を付けるからこうなるんだ。

 って、頭イターイ。


 後ろを振り返ると杖を振り下ろすギルがいた。

 コイツよりにもよって杖の硬い部分(杖頭じょうとうで良いのか? いや、面倒だから杖頭で)思いっきりぶん殴りやがった!

 涙目の私が睨み返すとギルはため息混じりに、


「いつまでもザコ相手に油売ってんじゃねー。このゴリ子が!!」


 言い放つ。だから私は言ってやった。


「うるさいギル。あたしの頭を叩くな!! ゴリラになるだろ」


 ふふん。正論を言ってやったのだ。

 ギルが私を見て困った顔をしていた。いい気味だ。



 ・・・ イッセイ side ・・・


 叔父さんとエイワーズさんを部屋に置きバッカスの力で更に部屋を強固なシェルター化させた後、俺は囚われていた勇者2人を助け出すためカズハとマーリーンの力を借りて簡易的なステルスで牢獄までたどり着いた。

 いざ、華麗に脱出…するつもりだったのだがどうやら待ち伏せされていたようで牢を破った瞬間にエルフの兵に見つかった。

 直ぐに逃げようと思ったのだが、世界樹の…エルフの里の牢屋は以外にも罠が巧妙に仕掛けられている。

 長い通路の奥に閉じ込められた監獄棟で勾配が付けられており行きは下り坂だが帰りは上り坂になるように工夫されていた。

 しかも、道中やけに物が多く置かれているな。と、思ったのだがどうやら障害物で使う物だったらしく。

 エルフ軍が障害物にカバーリングしながら襲いかかってきたのだ。


「ハハハッ。やっぱり来たな下賤な人族よ。貴様らが内通している疑いはあったからな。張っていて正解だった」


 確かアムラスとか呼ばれていた将軍だ。

 敵を取ったような顔をしていた。

 そして、胸にはあのミスリル銀の鎧を付けている。


 …もしかしてチャンスかな?

 ここで上手く気絶させた後、剥ぎ取ってやろう。


 俺は、そんな邪な事はちょっとだけ考えつつ。

 上からピュンピュン好き放題矢を撃ってくるエルフ軍に目を向ける。


「うーん。厄介ですね。僕が道を開きます」


 俺が魔石を使って無力化させようとしたら、


「私達にやらせてくれないか?」


 リリコさんとギルさんがちょっと腕試しと言い出したので2人に任せた。っていうのが今現状におけるあらすじだ。


 で、実際エルフ軍を任せると、リリコさんは一気に加速、

 ストップ、切り替え、加速と物理をものともしない何とも反則的な動きをしながら通路の敵をなぎ倒した。

 しかも、最初に指示した『死者を出さない』という条件を難なくクリアしていた。


「ふっ。またつまらない物を殴ってしまった。…グフッ」

「いつまでもザコ相手に油売ってんじゃねー。このゴリ子が!!」

「うるさいギル。あたしの頭を叩くな!! ゴリラになるだろ」


 リリコさんがいささか不思議な踊りを踊った後で決め台詞を吐いた訳だが、ギルさんが戒める。

 しかもよく分からない言い訳をしてきたのでギルさんが面を食らって固まっていた。

 って言うかゴリラ頭悪くないけどね。


「(……お、おぅ。そうだな)既に手遅れだと思うけどな」


 あまりの動揺に本音と建前が逆転していた。


「なに! ギル。失礼だぞ私とゴリラに謝れ」

「何!? 何で俺の考えが分かった?」


 まるで気づかなかったギルさんが本気でビビってた。

 って言うかいつの間にゴリラもリリコさんと同じ立ち位置に…


「フフーン。私が天才だからだろ」


 リリコさんが勝ち誇ったように胸を張ると、以外にもボリュームがあるブルルンが激しく揺れた。

 ついその動きを目で追ってしまう。


「あー。ギルさん。心の声漏れてたから。口からバッチリ漏れてたから」


 そんな俺達とは別の空気感で固まっていた人が1人。

 アムラス将軍だ。イケメンが鼻水を垂らしながら顎を外れんばかりに大きく開けていた。


 これはチャンスですね。分かります。



 ・・・



「ダークフレア」「はあああああ」


 現れたエルフをバッタバッタとなぎ倒す2人。

 見つけた先から無力化している。

 もう、止まりそうもない。


「お二人ともノリノリですね」


 放心したアムラス将軍を牢屋にほうり込んで(鎧を貰って)、長い連絡通路を抜けた…言わば城の中に戻ってきたのだが、案の定エルフの兵たちがウロウロしていた。


「まぁな、俺達も見通しが甘かったとはいえ、コイツラには散々な目にあったからな。って、ダークフレア」

「はっ!! …あたしもね。やりたく無いことを…命令されていた…からね。借り…はキッチリ…返させて貰うよ」


 どうやら2人とも相当ご立腹な様子。

 意識はあるのに体が言う事をきかない。って状況なら誰でも不機嫌にはなるだろうけど…。


「それは頼もしいですね。取り敢えず一旦叔父さんに合流しましょう。バッカス。プロメテ」


 その後も襲いかかってくるエルフを倒しながら進む。出来れば一回(この戦闘を)きりたいのだが…。

 しかも、何人かが戦利品(ミスリル鎧)に気がついて『返せ』と言ってきたが、みすみす戦利品を返す言われはない。

 俺たち三人は向かってくるエルフ共をバッタバッタと倒して進んだ。


「なかなかやりますね。今後も期待してますよ」

「おう。お前には借りしか無いからな。何でも言ってくれ。最優先でこなすぜ」

「あぁ。私達も腕を見せておかねーとな」


 道中色々話をしていた所、2人も俺達と行動を共にしてくれるらしい。

 祖国のギルドも怪しいらしくほとぼりが覚めるまでは、ガブリエル王国に亡命したいのだとか。

 最も冒険者は国に縛られないのがメリットだしメチャクチャ強い2人なら実力で食っていけるだろう。クラスで言えば5前後は硬いだろうしね。

 王国に行って生活に困ることは無さそうだ。


「おっと、お替りが来たようだぜ」


 ギルさんの見た方向を目で追うと、血走った目でエルフの兵達が次から次へとこちらに向かってくる。

 先程までのエルフとは違い、瞬き1つぜずに嫌な殺気だけを振りまいて寄ってくる。


 来たのはたったの1人だが嫌な匂いがする。

 得意なはずの遠距離攻撃を一切してこずにノッシノッシと確実にコチラとの距離を詰めて来るのだ。

 持っている武器もノコギリ状の刃をした剣でエルフっぽくない。

 それに息も荒く。常に興奮している状態の様だった。


「まずはこっちが先だ」

「ギルさん、待った。なんかおか…」

「ダークフレア!!」


 ギルさんの魔法はエルフに着弾するが手応えは薄い。

 むしろギルさんの魔法で発生した砂煙を利用して飛び出してきた。


「フゴゴゴ…」


 鼻息がおかしくなった様なうめき声を出すエルフはギルさんの目の前に現れ手に持つ武器を勢いよく振り抜く。


「危ない!」


 --ガキィィィン


 俺が叫ぶ頃にはリリコさんがギルさんの前に割って入り興奮したエルフの攻撃をなんとか防いでいた。

 ギルさんも慣れているのかお礼を言う訳でもなく次の行動に移っていた。


「リリコ!」

「分かってる。魔闘技!」


 リリコさんが叫ぶと体からオーラが吹き出し、押され気味だったつばぜり合いを押し返す勢いだった。


「ははははっ、こうなった私は手加減できないからな」


 完全につばぜり合いを制したリリコさん。

 剣を弾き、みねうちで強打する。『ゴキン』と明らかに折れた音がするが興奮したエルフは止まらない。


「闇より生まれし新たな眷属よ…。そいつはネクロマンシーの効果かもしれない」


 ギルさんが詠唱をしながら教えてくれた。

 ネクロマンシーかぁ。厄介だな。


 ネクロマンシーとは闇魔法における操作系魔法であり、死者を自由に操る効果を持っている。

 死人に使えば、グール(屍食鬼)となり術者の指示に従う死兵となる。一見するとよくある操作系の魔法なのだが、実はこの魔法。生者にも使えるのだ。

 生者に使った場合、興奮作用が強く発揮されバーサーカーと呼ばれる狂戦士と化すのだ。


「死人なら粉砕しても…と、言いたいところですが」

「あぁ。生者はもちろん死人でも無力化するしかねえな」


 流石、ギルさん俺の考えを即座に理解してくれた。


「え? 死体なら壊しても良いだろ」


 リリコさんはダメでした……。


「バカ野郎死体だってバラしたら俺達のせいにされるんだ。グールのまま生け捕りだ」

「バカって言う方が馬鹿なんだぞ! でも、分かったやるよ」

「その姿を破壊の力に変え存分にふるえ…。もうすぐ魔力が溜まる。それまで持ちこらえろ」

「あいよ」


 2、3会話を交わしただけで信頼感を感じる2人。

 まさに相棒っていう感じだ。リリコさんが抑えに回ってギルさんが牽制やトドメ役をやっている本当に良いコンビだ。


「きゃっ!」


 おい誰だ。女の子みたいな声を出したのは?

 リリコさんが俺を殺す勢いで睨んできた。


 冗談。じょうだんですよ…。


 なーんてな。


 --ドス、ドス…


 カズハの力を封じた魔石を投げておいた。


「!?!?!?」


 グール化しているエルフの背中に刺さると一瞬強い光を発光した。その光でグールが怯んだ。


「今だ…。ダークボム!」


 ギルさんの放ったダークボム。

 闇魔法の塊で霧状に破裂する。そして、霧に津積まれた者はダメージだけでなくデバフも付与される。

 本来集団戦や密集地で威力を発揮する殺傷能力の高い魔法だが今回は地面に撃った事で威力は最小限に食い止められていた。

 それによって床に開いた大穴にハマったグールは、混乱と暗闇状態。それに毒を受けた様だが死体に毒が効くわけもなく穴の中で何かと戦っていた。


「これで良いだろ」

「えぇ。俺達が発生させた奴だとは思われ難いでしょう」

「うぇ。100%じゃ無いのか?」

「捏造されれば100%俺達の負け。で、これは時間稼ぎの為だ。騒がれる前に王様を囲わないとだな」

「はい」


 ギルさんの説明で難しい顔になったリリコさん。絶対分かってないよね。

 魔力探知のおかげで宰相の居場所は分かっている。

 玉座の間から動いていない。

 と、言う事は王様はそこに現れるという事。

 そして、エリーも一玉座の間付近に待機している。


「完全に使われてるね」

「あぁ、確実にこっちと衝突するな」


 俺の一言にヴェルが付け足す。


「2人にお願いが…」


 ギルさんとリリコさんがこっちを振り返る。

 仕方がない。エリーは俺がケリを付けるか。



 ・・・


 ステルスモードで謁見の間を目指していると途中でやけに広いホールの様な部屋に出た。そこには玉座の間に続く扉の前で腕組みしている美少女が居た。

 何とか素通り出来ないかと考えたが広い部屋に着くなり気付かれた。


「…イッセイ。これはなんの騒ぎなの?」

「エリー。悪いけど今、君と議論してる暇は無い。だけど、そこを通してくれないか?」

「なっ!?」


 俺なら話をすると思ったのだろう。

 それは甘い。今まではクライアントだった事と相手をしている余裕があったから相手をしていただけだ。

 それもここまでだ。こっちは叔父さんが刺されてる現状で敵対している相手に情報を与える訳もない。

 王様に真意を聞くまでは誰にも話さん。


 そう決めていた…そう決めていたのだけど。

 俺は彼女とは戦いたくない。


「真犯人を今から捕まえに行くんだ。エリーも知っているでしょ? だから邪魔をしないで…」

「だからってやり方が…。そうよ。そんなに面倒な事、イッセイが裁かなくて良いじゃない。ここは、父様と母様に任せておけば…」


「エリーそれは無理だよ。まだ隠しているけど叔父さんが襲われた。今もずっと狙われている」


 俺の言葉に驚きを隠せないエリー。

 本当に知らなかったのか驚き戸惑っている。


 俺はエリーを横目に通り過ぎるとそのまま謁見の間に侵入する。


「そこで止まれ」


 ステルスで侵入した俺に宰相は気づいた様だ。

 素直にステルスを解いた。


「おやおや。これは人族の子供ではないか謁見の間に侵入してくるとは勇ましいを通り越して愚か者としか言えんな」


 宰相は邪悪な目つきで俺を睨み手を挙げる。

 すると待ち構えていたであろう魔法士と軍兵が弓を絞ってコチラに向けていた。


 100人位居るか? 待ち伏せしてた訳か…


「宰相殿。用事があるのは貴方だけです」


 両手を上げてそう口にした。が、


「ふん。薄汚い人間と話す事など無いわ」


 そう言って杖を振り下ろす宰相。

 それが合図だったのか魔法士と軍兵は一斉に魔法と矢を撃ち放ってきた。


「マズイ!」


 ヴィルが咄嗟に具現化し魔法や矢をはたき落とす。

 俺も魔石で応戦しエルフ軍にこれ以上撃たせない様、腕などにダメージを与える。


「くっ、何だあの剣は」

「インテリジェンスソードだ…」


 兵士間でざわめきと混乱が起き始める。

 武勇の高いやつは怪我をしてもさほど騒がないのだがそこは十人十色。

 ダメージを受けて離脱する者、その前に脱出を図る者。終いには仲間を押しのけて逃げる者までいた。


「奇襲しておいてもこうなったらお終いだな」


 混乱すればこっちの思い通りに事が運べる。

 そう思っていたが、以外に宰相は落ち着いており。

 側近らしいエルフに話しかけていた。


「ふん。それがどうした」


 宰相が顎を撫でながらコチラに変な視線を送ってくる。小馬鹿にしたような人を下に見ている目だ。


 負け惜しみをとも思ったが、


「ぎゃああああああああ」


 突然の断末魔にホール内全員の動きを止めた。

 そして、断末魔の上がった方に視線が集中する。


 --ポタ…ポタ…


 宰相の側近エルフが仲間を蹴落として逃げていたエルフを真っ二つにし、殺されたエルフから血や臓器や脂肪といった物がぶちまけられていた。


「勇敢であるエルフ族よ。聞け! これより後に引いた者は家族ごとこうなるぞ」


 まさかの脅迫行為に一同凍りついた。

 だが、死にかけていた兵達の目つきも変わってしまった。

 皆、あの宰相ならやりかねん。という目で見ていた。


「こ、こんな事が有るのですか…」


 俺もショックだった。

 死んでいる人は多く見てきたけど、目の前で人が死んだのは初めてだ。


「厄介な方法を取りやがる。常日頃から圧をかけてなきゃここまで効果はねぇ。やろう相当ヤバイ奴だぞ」


 ヴィルが言っていたが生返事になってしまう。


「気を抜くな!!」

「!?」


 再び始まった攻撃に俺は動きが遅れてしまった。

 精霊の誰かを呼ぼうにも数発は受ける覚悟が必要だろう。致命的になる頭と首だけは守る。


「…っ」


 何時まで経ってもなんの痛みもない事に違和感を感じ薄く目を開けると、木の幹が俺を守る様に壁になっていた。


「おや? 里の皇女であり勇者でもある貴女様が我々同族では無く下賤な人族の肩を持つと」


 宰相は現れたエリーに対して怒りではなく嬉しそうな笑顔を向けていた。まるで何か企んでる顔だな。


「あいつ。どこか胡散臭いな」


 ヴィルもそう言う。

 何となく他のエルフと毛色が違う気がする。

 そう思って観察しているとエリーが口を開いた。


「同族殺しに言われたくないわね」


 エリーの鋭い眼光が宰相を射抜く。

 ここはあれ・・の使いどころだろうか。

 俺は、カズハと魔力混合した力を使う。


「マスカレードスター」


 俺はエリシード王の姿に変わっていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る