ヴィラン、エネミーに関する記述(異世界社長戦争)
坂口航
ドーパント
ドーパントについて
機械生物兵器(以下ドーパント)とは、生物の遺伝子と機械とを複合させて造られた機械生物である。
これにより、様々な環境や地形であっても行動が可能であり、テロや侵略行為の解決を迅速に対応することができるだろう。
第3項・自動修復細胞について
それぞれのドーパントに内臓されている『自動修復細胞』は、損傷部位と同じ細胞に分裂する特徴を持っている。
細胞分裂を行うのは、外部の損傷が発生した時である。仮に腕全てを失ったとしても、最低五分あれば全てを修復することが可能であろう。(ただし、修復に集中できていないと、時間は伸びると考えられる)
どんな細胞にも変化できるこの細胞が、ドーパント最大の特徴といえるだろう。
これを利用することで、表面の皮膚そのもの変化させることができ、人間として隠密行動を可能とすることもできるだろう。(ただし、この能力はまだ論理状可能というだけであり研究が必要である)
第7項・自動修復細胞破壊エネルギーに関して
ここまでドーパントについて語ってきたが、もし敵にドーパントを奪われた時に対応できるよう、ドーパントの心臓とも言える自動修復細胞を破壊する特殊プラズマを発生させるエネルギーについて記述する。
修復細胞は人工的に造られたものであり、どんな細胞にでも分裂できるが、体の全てをその細胞で構成されているのではない。
故に、一度全ての細胞を破壊が完了した場合、再び外部から細胞を補充しない限り、再生は不可能である。
現在、そのプラズマを利用した武器の開発は急務といえるだろう。
第13項・緊急時の対処について
もし仮に、ドーパントが敵の手に渡った場合のために破壊方法をここに記述する。
先ほど記述した、プラズマエネルギーを利用し、修復細胞を全て破壊したのちに活動を維持を不可能にするのが最も最適と言えるが、現在、そのエネルギーを利用した武器の開発は出来ていない。
そうなると、修復細胞の分裂スピードより早くドーパントの肉体を破壊することが不可欠ともいえるが、そうなると卓越したスピードと破壊力が必要になる。
そのような、力を持つ人類は確認されていないため、早急にエネルギーを利用した武器の開発を急がなくてはならない。
(以上の文章は、某研究施設より発見された書類の一部を抜粋したものである)
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