第7話


初めていく場所の匂いが

あの頃の君と同じで

忘れていたのに思い出した。

記憶の本が思ったよりも厚かった。



呼ばれた気がしたんだ

振り返る

僕の部屋には僕しかいない


すきだった

きえない きえない きえない


君の声が あの娘の声に 似てる

君の仕草が あの人の仕草に似てる


呼ばれた気がしたんだ

あの頃と君と同じで

部屋には僕しかいない


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