第13話 SSプリンタ
みなさんお久しぶりです、助手のワシミミズクです。
“ひと”らしいものを見たという情報を聞き、はるばる博士とじゃんぐるまで来てみたのですが…
……あれはひとなのでしょうか?
まあ、フレンズに害はないとみなし、あちらからの接触を待つことにしました。
どんな料理が食べられるのか楽しみです…じゅるり…
ただ今フォッサさんと謎のフレンズさんを乗せて図書館に向かってる最中でございます。このフレンズいつになったら起きるんだろうか…
「けがとかしてるんじゃないのか?」
「うーん…SS値は正常だし大丈夫だとは思うけど…」
「あの……えと……もう起きてますが………」
「「ファッ!?」」
「……いつから起きてたの?」
「ええと……セルリアンの大群に出会った時ぐらいから……すいません、力になれなくて…」
「いや、謝る必要はないんだけど…どうして今まで寝たふりを?」
「出てくるタイミングがつかめなくて…ごめんなさい……」
その後いろいろと質問してみたが、やはりこの子は新しく生まれたフレンズのようだ。セルリアンに襲われたときに気絶したらしい。
「図書館ニ行クニハ砂漠、湖畔、平原ヲ通ル必要ガアルヨ」
砂漠には確か原子力発電所とアトラクションと……あとなんかあったっけ…
ま、とりあえず向かおう
ピピピ…
「おい、なんかこれ鳴ってるぞ」
ん?本部から電話かな?
「こちらジャパリパーク調査員のシグマです」
〈シグマさん!今どこにいますか!?〉
「ミライ博士!?ええと、今砂漠とジャングルの間ぐらいです」
〈急いでそちらに送ったデータをプリントしてもらえませんか?できるだけ早く!〉
「は、はい!」
データ、データ…あった
ん?結構多いな…
〈すいません、完成品をスキャンできなかったんです!そっちで組み立ててください!あ、組み立て図のデータも送らないと〉
なんだかすごい焦ってるな…何かあったのか?
ASUにつないであるトレーラーからSSプリンタを下ろし、RBと同期させる
「こちら準備できました」
〈じゃさっそくプリントしてください!終わる前には組立図も送りますんで!〉
「えと、何を作るんdプツッ
切れちゃった…
「どうかしたんですか?」
「わからん…とりあえず言われたようにするか……」
さて…プリントが終わるまでここを動けないな…
「なあ、そのぷりんと?っていうのが終わるまで暇なのか?」
「うん」
「じゃあ、かふぇってとこ行ってみないか?この近くにあるらしいんだ」
カフェなんて生まれてから一度も行ったことないな…まあ暇つぶしに行ってみるか
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