天上の大河

桜泉

第1話

*☆*☆*

 午後の陽が、木立に包まれた礼拝堂を照らしていた。

 大地母神ワオスの神像に向かい、静かに瞑想していたイスランは、背後の気配に振りかえる。

 旅行用の外套を身にまとった女が、戸口にたたずんでいた。

 イスランと同じ赤銅色の髪をした、大柄な女だ。

 女の濃い緑の目が鷹のように猛々しく、イスランの紅茶色の目が、無表情でなかったら、ふたりは姉弟のようによく似ていた。

 ラグーン神皇国の守護民族、赤狼族の族長カリオペ。

 それが女の名前だ。

 十四歳のとき、イスランを生んだ母親でもある。

「ひさしいな、イスラン」

 目礼し、イスランは立ち上がった。

 赤狼族の族長が、国を離れた。

 よほどのことがない限り、動かない女が。

「こんなに早く。 そうなのですか?」

 表情ひとつ変えず、カリオペは頷いた。

「巫女姫さまが、未来見(さきみ)をなされた。少々早いが時は待ってはくれぬ」

 外套を跳ね上げ、カリオペはイスランの肩に片手を置いた。

 女とは思えない、鍛え上げた身体が現れる。

「長旅で疲れた。茶をふるまってくれ」

 ラジェッタの薬草や香草類は、どの国でも珍重されている。

 すっきりと芳醇な味わいがあり、種類も多い。

 使いこんだテーブルに着き、カリオペはあたたかな茶を味わった。

 舌にひろがる甘味が、身体の芯までありがたい。

「おふたりとも、ずいぶんと成長なされたな。」

 手のひらにカップを抱いて、カリオペは誰に言うともなくささやいた。

 ふたりとは誰をさすのか、いまさら言う必要もない。

「もはやラジェッタの結界では、おふたりを阻むことはできません。

 いまだに ご自分たちの力には、気づいておられませんが 」

 答えるイスランの顔に、寂しそうな蔭がさす。

 まだ先のことと思っていた別れが、現実となったのだ。

「しばらくは、そっとしておきたかったな。だが、いたしかたあるまい」

 アルラントの摂政、カイド・エルドゥラの密命を受けた暗殺者が、

 ラジェッタに向け放たれたと、ラグーンの巫女姫は未来見(さきみ)した。

 それがふたりを狙ってのことなのか、ほかの目的があるのかは判然とはしない。ただ、摂政カイドの配下に、ふたりの存在を気取られてはならないと、カリオペは判断した。もはや、一刻の猶予もない。

「誰も、おふたりの生存に勘づいたとは思えぬが、もはやこの地も安全ではないようだ。おまえも、ここを離れてラグーンに 」

「おふくろ様、その話は」

 やんわりとカリオペを制して、イスランは目を上げた。

 母として心配している顔が、嬉しい。だが、ラグーンは イスランにとって遠い国だ。おだやかに自分を受け入れるはずのない、禁忌の故郷。

「わたくしの役目は、終わりました。お許しをいただけるなら、この先のわたくしの人生を、下さいますか? 自由に、思いのままに生きても良いとおっしゃっていただけますか?」

 見つめ合うというよりも、にらみ合うかたちで、ふたりは互いを凝視した。

 やがて、ため息をつき、カリオペは目をそらせた。

「己が道を欲するか、イスラン」

 けっして荒い言葉を吐かない息子に、カリオペの胸が痛む。

 いっそ恨み言を口にし、なじられたほうがよい。

「そなたに罪はない。人は、神の御意志で生を受ける。だが、わたしはラグーンの、赤狼族の族長だ。それ以外の生き方は、死んでもできぬ。イスラン、わたしは。 許せ」

 イスランを生み、ラジェッタに捨てていったカリオペ。それ以外に、息子の命を救えなかった女だ。

 イスランの口元に、壊れそうな微笑が浮かぶ。

 石もて追われるよりはと思いを馳せ、いまだ見ることもない故郷だ。

 恋うるように望んだ大地も、痛むように求めた同胞(はらから)も、すでに愛惜の淵に沈んだ。

「もう、恨んでなどおりません。一族の意志を曲げてまで、わたしを生んでくださったのは、おふくろ様です。けっして誰をも、恨んだりは」

 息を詰め、カリオペは自分を制した。

 いま口を開けば、母としてイスランを思う気持ちに負けてしまう。

「もしも 摂政殿の狙いが、おふたりではないとしたら、わたくしに心当たりがあります。この地を離れる前に、わたくしが」

 イスランの意志を認め、カリオペは顔を上げた。

 自身のためだけに、自由を求めるような息子ではない。

 母の心と身体に残るおぞましい過去を、清算しようというのか。

 すべてに拒絶された苦しみと、己が心に食い込んだ憎悪を断ち切ろうとしている。

「命を、粗末にしてくれるな。  イスラン」

「…はい。心得ております」

 立ち上がり、ふところから出した首飾りを、カリオペは差し出した。

 イスランの手のひらで、それは光を弾く。

「カリ様に。母君の御形見だ」

 外套のまえをかき合わせ、カリオペは背を向けた。

「夕方には、おふたりをお連れする」

 小道の見える窓辺から、慌しく立ち去る後姿を、イスランは追った。

 もう、二度とめぐり会うつもりはない。

 会えば残酷な古傷が、母を苦しめる。

 イスランを身ごもる原因となった出来事。

 村を襲われ、蹂躙された日の思い出だ。

 片手で目をおおい、イスランは唇を引き結んだ。

『左目じりに、砂百足(すなむかで)の刺青をした男』

 いたいけない少女だったカリオペを粉々に打ち砕き、イスランを庇護の手からむしりとった男は、父。

 嫌悪と怒りに打ちのめされ、己を呪った孤独な日々は、えぐり取る事も出来ないこの身が原因だ。

 どれほどの犠牲を払っても、かならず父を抹殺する。

 すべての記憶を屠るのだと、そう決心した。

 過酷であろうこれからの旅は、心の闇を葬る旅だ。

 なんとしても、父が戦える力を持っているあいだに出会いたい。

 もし、挑む相手が老いて力を失っていたら、剣を向けるなど出来なくなってしまう。

 ふっとまぶたの裏に、切り立った崖を登るカリの姿が映った。

『カリッ。まさか!』

 蒼白なくちびるを噛み、イスランは家から飛び出した。


*☆*☆*

「カリッ。カリ、やめてっ」

 森の中で、少女が悲鳴をあげた。

「カリッ、やめろったら!」

 ひどくあわてた、それでいて辺りをはばかる少年の、気ぜわしい声もする。

 少女よりいくぶん年上で、十七、八歳だろうか。

 森の木々がまばらになった崖の下に、悲鳴をあげた少女と少年はいた。

 ふたりが泣き出しそうに見上げる岩肌には、カリと呼ばれた少年がへばりついている。この子は、見上げている少年と、同じ年頃だ。

 崖のそばにある大木の枝で、鷹が足を踏みかえる。

 賢そうな視線の先には、危なげに登って行くカリがいた。

「メティス、おねがいっ。カリをとめて」

 少女の声に、泣きじゃくりが混じった。

『泣きたいのは、こっちだ』と、メティスは思う。

 おとなびた目が、途方にくれていた。

 漆黒の髪をうるさそうにかきあげ、薄い青灰色の目でカリを追う。

 ため息をつき、メティスは力いっぱいカリを呼んだ。

 ここは、王都アルラントの東にある僧院の森、ラジェッタ。

 大地母神ワオスを奉る小さな礼拝堂が、森のあちらこちらに点在するため、導師の森とも、修験者の森とも呼ばれている。

 その森の奥深くに、導師以外の立ち入りを禁じる狩場があった。

 めずらしい薬草や香草の採れる場所であり、絶滅寸前の小動物が生息する地帯だ。

 訪れる信者が、あやまって踏み荒らさないよう結界を張っているのだが、この子達は どうやって入り込んだのだろう。

三人がいるこの場所こそ、狩場の中心地だった。

「カァーリ! カリーッ」

 ひつこく呼びつづけるメティスに腹を立て、カリは登る手を止めた。

「静かにしろよっ。お師匠さまに知れたら、たいへんだ。それに、カカヤの実は、ここしか採れないんだぞ」

 苛立たしげに、カリがどなり返す。

 やわらかな金色の髪、金褐色の瞳。

 神殿に描かれている至高の神、レンを写したような少年だ。

「でもっ、危ないよ。やめてよ、カリッ」

 ふだんはおとなしいメティスが、心配でたまらず声をあらげた。

「もう、やめてっ。カカヤの実なんていらない。落ちたら、カリが死んでしまう」

 藍色の目から大粒の涙をこぼし、少女は泣きじゃくった。

 金の雲を想わせる髪が、しゃくりあげる肩でけぶっている。

「カリッ! ミルトが泣いてるっ。もう、やめて!」

 メティスが叫ぶのと同時に、カリの身体が宙を舞った。

 凍りつくメティスとミルトの目の前で、落ちたカリが地面を跳ねる。

 そのままぴくりとも動かないカリに、森全体が音を失った。

 震えあがり、何もできずに硬直しているメティスとミルト。

「い、痛い」

 やがて寝返ったカリが、緋色の実をいっぱいにつけたカカヤの枝をミルトへ差し上げた。

「カリ? い、生きてる?」

 のぞきこむミルトに、カリはむりやり笑いかえした。

「治癒の呪文。  ヒーリング、かけようか?」

 おずおずと言うメティスに、カリは疑わしそうな目を向ける。

 メティスの習った呪文が、心配なのだ。

 何回かに一度くらいしか、成功したためしがない。

 じつにあやふやなものだから。

 ミルトに心配をかけまいと強がってはいるものの、起きようとするだけで、貫くような痛みが背中を走る。

「だいじょうぶよ。メティスならできるわ。でも、もし効かなかったら、イスラン導師さまを呼んでくるわ」

 身体の痛みをふきとばす名前に、カリの意識が一瞬とぎれた。

 もし、メティスの呪文が効かなくとも、ぜったいに起きあがるんだと、悲壮な決心をする。厳しくとも穏やかなイスラン導師が、立ち入りを禁じている場所へ入ったと知ったら、どんな顔をするだろう。

 考えただけで、痛みが引くくらい 後悔してしまう。

 やがて呪文は完成し、かざしたメティスの手のひらから、暖かな気が伝わってきた。

 身体の隅々まで染みわたる心地よさに、思わずうっとりしてしまう。

「どう、動けるかい?」

 メティスの問いに、カリは恐る々る起きあがり、ゆっくり立ち上がる。

 ほっとして笑顔になったのもつかの間、凍りついたカリの視線を追ってメティスも固まった。

「こんにちは、イスラン導師さま」

 なにも知らないミルトの声が、明るく弾む。

「こんにちは、ミルト。こんな所で、なにをしているのですか?」

 立ち入り禁止の場所だと知らないミルトは、イスラン導師に問われるまま素直に答えた。

 メティスの育ての親である老導師、ルーウェンの病いに カカヤの実が良いと、ミルトの乳母が教えてくれたこと。

 カリとメティスに頼んで、ここまで来たことを。

「カリが落ちて、とても怖かったけど、メティスがヒーリングで治したの」

 ミルトの声は、小鳥のさえずりに似てか細い。けれど聞く者を、やさしさで満たしてくれる。あたたかな光、心地よい風、清んだ水、輝く若葉のような 声。

 おだやかな祈りにも似た声音は、天から授かった癒しの力だ。

 じっと耳をかたむけるイスランも、めったに見せない笑みを履く。

 そのあいだも、カリとメティスは硬直していたが。

「そうでしたか」

 伏せた顔が、気遣わしげになる。

 そっとカリの額に手を置き、イスランは短く呪文を唱えた。

 圧倒的に強い気が全身を駆け巡り、カリの意識が浮遊する。 

 心地よさに吐息したカリは、そのままイスランのふところへ頭を預けた。

「 ごめんなさい。お師匠さま、ごめんなさい」

 カリの両肩で、イスランの手が震えている。

「もう、こんな無茶をして、わたくしを心配させないでください。ほんとうに、胸が痛みます」

 イスランの、淡い紅茶色の目が和む。

 もう何年も前から、カリたちがここを遊び場にしていると、知っていた。

 幾重にも張り巡らせた結界が、この子供たちだけには無効だとわかっていた。だからこそ、黙認していたのだ。

 危険な者が近づけない場所で、自由にさせてあげたい。

 だから、いつも使い魔を飛ばして見守っていた。

 カリが崖によじ登り始めたとき、イスランは蒼白になって家を飛び出した。

 森を駆けるあいだ、使い魔の目を通してカリの落下を見た。

 そして。

「メティス。年長のあなたが、ふたりを止めなくては。カリもメティスも、反省しなくてはいけません。しかしメティス、良い判断でした。ずいぶんと上達しましたね。ルーウェン様も、誉めてくださるでしょう」

 もっと厳しく戒められると思っていたふたりは、ほっとした反面、罪悪感が 肩にのしかかるようだった。

 カリの採ってきたカカヤの実のほかに、イスランは数種類の薬草を摘み取り、ミルトの手を引いて家路につく。

 羽根を休めていた鷹が大きく枝を揺らし、噴き上げる風に乗って舞いあがった。

 羽ばたく音に足を止め、空を仰いだイスランの唇が笑む。

『ご苦労さまでした』


*☆*☆*

 カカヤの実をすりつぶした甘い匂いが、まだ家中に残っている。

 数種類の薬草を、独特な方法でバランスよく配合する技術は、ラジェッタの導師だけに伝わるものだ。

 ミルトに話しかけるイスランの目が、愛弟子たちの上では曇る。

 カリとメティスにとって、それは相当つらい罰に思えた。

 導師の落胆が、身に染みる。

 できあがった薬を届けようとするカリを止めて、イスランは凝った作りの首飾りを差し出した。

「これは、とても大切なものです。 あなたの」

 透き通る笑みを浮かべて、イスランは言葉を止めた。

「あなたを、守ってくれるでしょうから、大切にしてください」

 なにか別のことを言いかけたのだと、カリは気がついた。

「遅くなってはいけません。気をつけて、行っておいで」

「はい。お師匠さま」

 飛び出して行く子供たちを、イスランはその場から見送った。

 戸口で振り返るカリに、うなづいて見せる。

 もの言いたげ気な様子に、イスランは再びうなづいた。

『もう少し、時間があれば。 せめて成人されるまで、そっとしてあげたかった』

 誰もいなくなった部屋を見まわし、手早く戸締りをする。

 ふたつのベットと使い古したテーブル、少し不安定な椅子。

 片肘をつき、書物と悪戦苦闘するカリの姿が、そこに見えた。

 軽く頭を振り、わずかな食料と水を調(ととの)えて、イスランは旅行用の外套を羽織る。

 戸の鍵はかけずにおいた。

 いつか見も知らぬ誰かが、修行の場所として使ってくれるよう願って。

 長剣(ソード)の重みを腰に感じ、暗くなった山道へ、イスランも静かに踏み出して行った。


*☆*☆*

 あわただしくカリとミルトが帰ったあと、厨房で夕食の用意をしていたメティスは、物の壊れる音を聞いて礼拝所に走った。

 どんなに体調の悪い時でも、朝夕の礼拝をかかさないルーウェン老師を気遣ったのだ。

「お師匠さま?」

 灯りの燈っていない礼拝所の扉を開け、メティスは名を呼んだ。

 室内の暗さになれてきた目が、倒れている老師をとらえる。

「お師匠さまっ!」

 あわてて抱き起こした手に、生温かい感触がぬめる。

『血っ!』

 呆然とするメティスの腕の中で、ルーウェンがかすかに身じろきした。

「しっかりしてください、お師匠さま。すぐに手当てを」

 呪文を唱えるメティスを制して、ルーウェンは立ち上がった。

「うろたえるな、おまえに託すものがある」

 自力で祭壇へたどり着いたルーウェンは、柱に手を置いて一言解呪の言葉を発した。

 ボゥと光る柱の一部が回転し、赤子の拳ほどもある珠が現れる。

 それをメティスの手に押し込んで、ルーウェンは床に崩れた。

 抱き起こそうとする手を払い、ルーウェンは白金(プラチナ)の導師の護符をメティスの首にかけた。

「風の街アイオ・ロスに、ラサル・マラがいる。この大地の珠ワオス・オーブを、おまえがラグーンへ持って行くのだ。よいか、けっしてイスランを頼ってはならぬ。ラグーンの巫女姫に、たずねるがよい。おまえの 宿命を」

メティスの顔を両手で包み、荒い息を継ぎながら、ルーウェンはいとおしそうに額をつけた。

「恐れるな、メティス。  内なる神を 信じ よ」

 ひとつ息をつき、ルーウェンの身体から力がぬける。

「お師匠さま?  お師匠さまっ!」

 メティスの中で、なにかが切れた。

 頭(かぶり)を振り、見開いた目から涙があふれだす。

『だれが、なぜっ』

 コトリと音がして、背後の戸口付近から、虹色の珠がメティスの足元へ転がってくる。手のひらに握った大地の珠に似た、水晶珠だ。

「なるほど、そっちが本物か」

 振りかえった先に、抜き身の長剣を握りしめた男がいた。

 肌をあわ立て、あとじさるメティス。

 男は、音も立てずに近づいてきた。

 無造作にさげた長剣から、ひとすじ血が伝う。

「おまえ、 お師匠さまをっ」

 恐怖より、憤りがさきにたつ。

 片手に大地の珠を握りしめ、メティスは立ち上がった。

 武器はない。だが、このまま黙って殺られるつもりもなかった。

 そのままの体勢で、気を高めてゆく。

「それを、渡せ」

 立ちつくすメティスが、観念したと思ったのだろう。

 片手を差し出した男が、わずかに身体を開く。

 その瞬間。

 ふところに飛び込んだメティスの手のひらが、男の胸に気弾を打ちこんだ。

 肋骨の砕ける鈍い音とともに、弾かれた男が壁に激突する。

 片膝をつき血を吐く男の横を、一気に駆け抜けようとし、メティスはとっさに跳びすさった。

 下から斜めに走った剣先が、白金(プラチナ)の護符をかする。

「小僧ぉっ」

 ふらつきながら立ち上がった男の足元に、血溜まりが広がってゆく。

「逃すかっ!」

 剣を振りかぶり、メティスをめがけて男が動いた。

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