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  • 三度失礼します。

    さて、密室からの消失を扱った本作ですが、作中でも言及される通りミステリとしてはフェアプレイの精神に欠けるところがあるかなと。問題編の最後のやり取りで、蔵の中に隠れる場所があることが示唆されはするのですが、探偵役がそこに思い至った経緯に納得いく説明がないので苦肉の策という感が否めないです。

    作者からの返信

    これはタイトルのそのまんま、なんですよね。
    そのものズバリで、知識の差でしかない、というアンフェア案件のつもりでした。そういうトリックの是非については不勉強で、別段アンフェアではないのかも知れず、ご指摘の通りで「博学ゆえにすでに知っている知識」の取り扱いを、どう書いたらよいものかと迷った結果です。

    誰もが知っているはずのモノを誤認する盲点利用トリックとは違い、実在するもののイメージ先行で周知はされていない盲点利用とで、書き方が変わるんですけど、その処理がよく解らないまま書いてしまいました。(うちの探偵はまた懇切丁寧に謎解きするタイプじゃないのでなおさら…)

    もう少し上手い処理法を考えてみます。有り難うございました。

  • 引き続き失礼します。

    この「問題編」は読者に検索させる前提なのでしょうか。推理のシチュエーションとしてはおもしろいのですが、薀蓄に寄り掛かりすぎている部分はあるかなと。一見突飛な「すっぽん」も検索で解決してしまうのでちょっと物足りなかったです。

    作者からの返信

    検索前提でした。実際に、問題編のキーワード3つでは出てこないことを確認してから書いたのですが(検索環境によっては出るかも)、推理というほどの推理ではないので、物足りないというのはそうかも知れません。短編推理というより、小ネタ集っぽい状態かもですね。
    参考になります。

  • 自主企画「短編ミステリの感想を書かせてください2」に参加いただきありがとうございます。

    推理に飛躍があるように思いました。問題編と解答編に分かれてはいるものの、真相を言い当てるのは不可能に近いのではないかと。

    作者からの返信

    飛躍していますか、自分ではヒントを出し過ぎてしまったかと思っていたのですが、なかなか難しいもんです。
    もう少し調整が必要ですね。
    ご指摘、有り難うございます。