☆2夜目「大きな音で注意を促す」
「大きな音で注意を促す」 乙音メイ
ひとりの人に、最少でも三人のガーディアン・エンジェルが、生涯を付き添ってくれる。
自分で親しい友人に頼み、見ず知らずの人に頼むことはない。だから安心して、忘れている名前を聞いてみたらいい。
「わたしの左にいる天使さん、名前を教えてください」
このように気楽に。
天使は愛に満ち溢れている。お世話好きなタイプが多い。
けれど「人間ゲーム」のルールブックに「自由意志」の項目があるため、自分に天使が付いていることすら、知らずにいる場合もある。だから「ガイド」と呼ばれる人は決して冷たいわけではない。暖かい家族対応のサポートをしてほしいと頼めばそうしてもらえる。
逆に、個室には入らないで、と言えばまたそうもしてくれる。しかし、
「恥ずかしいから入っちゃいや」
とは言わずともよい。何しろ相手は、こちらが「人間ゲーム」のアバターとして参加する前後に亘り、おむつを付けた赤ちゃん時代の自分をも、すっかりご存知。さらにテレパシーで何でもお見通しだ。
心が美しいのであるし、ユーモアの精神も備えている。何も心配はいらない。また、ちょっとした「皮肉」使用もできる。そのような、天使としてはやや退化現象を、サービス精神の付き合いから、言語で具現化してくれるという全能者である。
要するにこちらに勝ち目はない。どうしたって素敵な存在なのである。言葉では説明しづらいので、体験して納得してもらうほかない。
そんな天使とのコミュニケーションは個人個人でいろいろな方法がある。こちらの波動が軽くなるにつけ、だんだん進化していく。クレアボイアンス、クレアコグニザンス、アセンデットマスターカード、エンジェルナンバーなど、こちらで望む限り、あるものを何でも使用してコンタクトをしてくれる。サポートしてくれる。
ドン!ガラガラ!ガシャーン!
「鍋?鍋を落としたの?」
ものすごいパワーだと思った。鍋を棚から落下させるというテレポーテーションを使い、大きな音を出して私の注意を促してくれたのだ。
床に立てていたアイロンを倒されたこともあった。(でも、ストーンヘンジなどの岩もこうしたパワーを使用したものなのだから今に始まったことではない)
私的なテレパシーでは、まるで夫婦喧嘩?という印象を持ってしまった。でも叱ってくれるほどの愛も感じた。とてもとてもうれしかった。
(またお願いします(笑))
今、棚から味噌の袋がボトン!と落ちてきて、同じ段にあるおせんべいのありかを教えてくれた。ちょうどおなかが空いたところ!
ここで、喜びの短歌を歌います。
天使さんが ついててくれて
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