楽園へ
私は楽をしたい。
できるだけ楽に生きたい。
皆さんだってそうでしょう?
誰だって楽な方がいいんです。
いつもがんばってる人だって、
結局は将来的に楽をするためにがんばってるんでしょう?
先にがんばって後で楽をするか。
先に楽をして後で苦労するか。
前後の違いでしかないんですよ。
それなのに、若いうちに苦労するのが常識という風潮は……
こんな話はやめておきましょう。
世間の風潮がどうあれ、私は先に楽する方を選んだのです。
そして今、過去に楽をしたツケを払う時が来ました。
『ざまあみろ』
『自業自得だ』
周囲の心の声が聞こえてきますね。
でもね、こんなものは律儀に払う必要はないんですよ。
他人に借金しているのと違って自分のことですから、
踏み倒して逃げてしまえばいいんです。
逃げ場所なんてない?
いいえ、ありますよ。
あの世という最高の逃げ場所がね。
どこが最高だって?
最高じゃないですか。
だって、なにもしなくていいんですよ。
嫌なことを我慢する必要もないんです。
悩む必要もない。
痛くもない。
苦しくもない。
誰も私に攻撃することができない。
何も奪うことができない。
最高に安全で楽な場所です。
一歩。
たった一歩だけ踏み出す勇気があれば、そんな楽園へと旅立つことができるんです。
来るかどうかもわからない将来のために何十年も苦労するなんて、
馬鹿げてると思いません?
その常識が誰のためにあるのか、
誰が作った常識なのか、
一度よく考えてみてはいかがでしょうか。
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