生きていれば、きっといいことがある?
私の命は私の所有物である。
私が私の所有物をどう扱おうと私の自由であり、
他人にとやかく言われる筋合いはない。
それとも何かな?
あなたが私に生きがいを与えてくれるのかな?
私を幸せにしてくれるのかな?
冗談じゃない?
まあ、そうだろうね。
それを無責任とは言わないよ。
人間とはそういうものだ。
『生きろ』
『死ぬのはダメだ』
『生きていれば、きっといいことがある』
根拠も確証もなく、そんなことを言う。
そして、言うだけだ。
その後は知ったことではない。
知ってるよ。
世界は私に興味などない。
要するに、私がいなくなって困るのではなく、
労働者や消費者が減っては困るのだろう?
税金や年金を納める人間が減っては困るのだろう?
それとも、自殺件数が増えては困るのかな?
平均寿命が落ちては困るのかな?
私の人格や思想は関係なく、
ただ数字のために生きていてほしい。
それが本音だ。
もし違うと言うのであれば、きちんと説明してほしい。
なぜ私は生きた方が良いのか?
わかりやすい言葉で教えてほしい。
できない?
それなら、せめて何も言わないでほしいな。
と言っても、どうせ通じないだろうからね。
勝手に逝かせてもらったよ。
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