第13話 もうすぐコンテストですね

 もうすぐ第4回カクヨムWEB小説コンテストですね。


 ぼくは今年も参加します。第2回から数えて3回目。スタンスとしては、参加することに意義がある、とそんな感じで。

 事実、毎年参加している人って、少ないです。去年は出たけど、今年は出ない。一昨年は出たけど、もう活動してない。そんな人が大半です。

 なので、ぼくは今年も参加します。出品して、他の方の作品を読んでレビューを書く。そのために必要なことは、開始した時点で、自分の長編を書きあげていることですね、と去年痛感しました。


 といわけで、今現在、書き上げた長編の推敲および校正作業に入ってます。

 全10話のうち、今現在、一番厄介な第7話を推敲中。ここは通常の推敲にプラスして、あるものを数えないとならんので大変なのです。


 小説は難しい。

 短編と長編で書き方がちがいます。


 とくに、長編の冒頭。


 まず、1行目で勝負を決める必要があります。

 もうここで、いきなり年代から入っちゃう人いますけど、そんなの後でいいんですよ。


『1999年、7の月』


 とか、


『昭和50年6月……』


 とかね。


 ほかにもっといい書き出しってあると思うんですが。




 そして、それに続く、何行か。


 読者は、まだその作品世界に浸かれていません。冬の寒い夜、冷え切った身体を熱い風呂の湯に沈めるときみたいに、ゆっくりと入ってもらう必要があります。

 格好いい描写だとか、心を掴む文章だとかを挟みつつも、慎重に、分かりやすく、読者の理解が追いついていないから、余計な伏線とか解説は避けて、ゆっくりじんわりと進めつつ、できれば冒頭から主人公は危機に落としておきたいという、まさに職人芸が要求されます。


 推敲および校正中の長編は、12月1日公開予定です。


 題名は「刀剣オカルトMØDE」。詳細はいずれ。


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