光影世話集
影宮
始
序 光影
時に
時に
時に
時に
五の世を
そして
時に
時に
時に
時に
また同じく五の世を走り、六つ目の世を走る道。
しかし、世は同じと申せど、出会えぬ世もあったのです。
何が
この世、
正直者で真っ直ぐなお馬鹿さんでね、それはもうこちとらにとっちゃぁ、眩しくて!
この世、
賢く、しかし素直でない、
すると、目の前に暗ぁ~い誰かさんがおりまして。
すると、
興味を持って話しかけてみたわけ。
その者が話しかけてきたのだ。
そしたらソイツは走って
話しかけられ、
ま、ソイツはこちとらなんだよね。
逃げられた
何せ、五つの記憶に残ってたお方が、
何て言ったらいいかわかんねぇんだよ………。
そやつを追わねば見失ってしまう、と必死に追ったのだが、速くて追いつかぬ。
それはもう恐ろしかった……。
っと、まぁこの世の出会いはこ~んな感じですかねぇ。
今やこの世の道を共に再び歩んでおる。
わざと二人で話したけど、ついてこれてるかい?
申し訳ござらん。
桜舞う夜も、風の涼しい青空も、紅を眺めた道も、雪を乗せる景色にも、きっと聞こえぬ声が響いたでしょう。
あんた様は、その声に足を止めた時なんて
さぁさぁ、ちょいとその声とやらの
さて、これらが
あんた様がお見逃し
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