11-4 空中戦

「あのさ、ノエルサーガ」


 風圧で目が痛むから、と渡された透明なサングラス(長方形のかっこいいタイプ。なんかの術がかかっているらしく、普通なら隙間から入ってくる風を完全に防いでいる)をかけ、俺は男を呼んだ。


 因みにタガナは、軽く百キロは超えていそうなスピードで飛んでいる。景色が流れる速さから見て、恐らく間違ってないと思う。不思議なことに、これほどのスピードを出しているにもかかわらず、感じる風圧は急な坂道を自転車で下っている時と同程度。ちょっとは目が痛くなるが、百キロ越えの車の窓から頭を出した時とは段違い。なんでだろうな。


 男は微笑を浮かべたまま、


「あー……長いからノエルでいいよ……皆そう呼ぶし……」


「じゃあノエル。召喚と千里眼って具体的にどんな能力なのか――はめっちゃ気になるけど今は置いといて……

 敵ってどんな奴? ノエルには見えてんだよな?」


「うん、見えるよ……えーとね……」


 言いながら、ノエルは体ごとこちらに向き直り、少しだけ目を細めた。


 途端、彼の瞳が――いや、瞳の輪郭がわずかに赤く光った。なんでも、千里眼を使うとこの状態になるらしい。


「飛行タイプの低級……"ビーニド"が四体だね……」

「……びーにど?」


 聞き慣れない名前の登場に、俺は思わず眉根を寄せて聞き返した。

 ノエルは小さく首を傾げ、


「あー……まぁ、魔界に少ししかいない妖魔だから……知らなくてもしょーがないか……

 タガナより少し小さくて……色は黒で……丸くて……」


 ゆーっくりと説明されたのだが、遅すぎてわかりにくいので要約する。


 見た目は、直径三メートルくらいのでっけー球の下に、木の根っこみたいな足を九本くっつけた感じだって。正面に真っ赤な丸い目が二つあり、その下には横に長いぎざぎざの口。体は石よりも数倍硬く、足は伸び縮みするらしい。


「魔術は使ってこないから……そんなに強くはないんだけど……」


 のーんびりそう言う間に、ノエルの眼の色が元に戻った。そして、


「口から光線撃てるから……倒すのはちょっと大変かな……」


 なかなか衝撃的なことをさらりと述べる。


 光線って……あの青い塊が撃ってきたやつみたいな……?


 俺はそう質問しようと口を開き、しかし言葉を発するその前に――


 ゴウッ


「――はっ!?」


 がくん、とタガナが急に高度を落とし、それと同時にめっちゃでかい光の柱が、轟音と共に後ろから前へと頭上を通り過ぎていった。柱はすぐに見えなくなった。


 俺は慌てて背後を見やり、先程より数倍大きくなった黒い点――いや、ビーニド達を凝視した。


「なんっだあれ!? 今のが光線か!?」

「うん……当たったら一瞬で塵になるよ……」


 驚く俺に、ほんわか応えるノエル。

 ほんっとこいつの喋り方には緊張感が無いな。


 軽く呆れている間に、前から二番目のビーニドが光線を放つ。タガナはくるりと体を回転させつつ左に避けた。


 この時、余談としてされた話だが、どれだけ猛スピードで飛ぼうが逆さになろうが立ち上がろうが、自分から降りようとしない限り、タガナの背中から落ちることはないらしい。なんでも、自分の周りだけ風力と重力をほぼ無力化出来る、肉体強化に似た技(残念ながら技名とかはないらしい)が使えるからだという。スピードと風圧が比例していない理由はこれでわかった。ただ、完全に無力化は出来ないから、乗る時はメガネ必須なんだと。仁王立ちしても大丈夫ってだけで、十分すげーと思うがな。


 射程距離に入ったからか、ビーニド達は次々と光線を撃ってくる。と言っても、一発撃ったらちょいと間を開けないとダメらしく、青い塊達のように連射はしてこない。


 タガナは上下左右に移動したり、回転したりしながら飛び来る光線を全てかわした。


 すげぇ、なんでかわせんの? 後ろにも目があんのか……?


「なぁ、めっちゃ撃たれてるけど大丈夫なの?

 スピード上げた方がいいんじゃねぇ?」


 俺はノエルに視線を戻し、眉をひそめて聞いた。


「あー……大丈夫だよ……これくらい、タガナなら避けられる……」


「ならいいけど……

 ――で、これからどーすんの?」


「んー……とりあえず近付こうかなーって……

 でもこっちから向かって行くのはタガナが大変だし……危ないから……追いつかれるまで待つつもり……」


「ふーん……。じゃ、追いつかれてからは?

 あ、先に言っとくけど、俺じゃあいつら倒せねぇぞ。できれば倒したいけど……空飛んでる奴は無理。刀が届かねぇ」


 頼りっきりになるため不満げに言うと、ノエルはきょとんとして、


「え……そうなの……? エルナはそんなの関係無く倒せるのに……」

「……え」


 今度は俺が驚いた。


「ま、マジで?」

「うん、嘘じゃないよ……

 エルナはね……空を飛ぶ敵も斬れるし……これくらいの距離なら…………いや、もっと遠くにいる敵でも斬れるよ……」


「はぁ!? どうやって!? どー考えても刀届かないだろ!?」


「えーっとね……

 エルナは刀を媒体にすることで……通力を刃状の塊にして、真っ直ぐ飛ばすことが出来るんだよ……つまり、斬撃が放てるってことね……

 通力はあくまで術を発動させる源だから……普通は塊にすることも飛ばすことも出来ないんだけど……」


 そしてノエルは、凄いよねぇ、とへらへら笑う。


 因みにそれが出来るのは、今のところエルナと神と魔王だけらしい。好きな二人と一緒、しかも三人だけって――なにそれめっちゃ嬉しい。なんかこう……俺だけ特別に仲間に入れてもらった、みたいな感じで超良い。今のところってのがちょっと気になるが。


「うーん……それにしても……」


 内心で密かに浮かれている間に、ノエルは残念そうに、


「まだ華月は出来ないんだね……通力飛ばすの……

 もう少し近付いたら……華月が倒してくれるかなーって思ってたけど……それじゃ無理そうだね……」


 と言い、びみょーに眉をひそめ、うーん、と唸る。


「華月が弱ければオレがやるんだけど……強いからなぁ……なんとか頑張って倒してほしいなぁ……」


「弱ければって……お前、空飛んでる奴でも倒せんの?」


「うん、余裕……ビーニドくらいならすぐ倒せる……

 でもね……オレ戦うの好きじゃないの……だからやりたくない……」


 ………………は?

 こいつ今なんて言った? やりたくない?

 主護者ってシンと一緒に戦う事を選んだやつだよな? 戦うことを選んだやつだよな?

 あ、もしかしてフィルと同じ補佐か? それならまだ納得出来る。


「ノエルって……補佐?」


 気になったので聞いてみた。

 ノエルはふるふる首を横に振り、


「ううん……主力だよ……」

「はぁ!? 主力!? バリバリ戦う方のグループ!?」


「うん……でもね……いつも相方が戦うから……オレは寝てていいんだよ……」

「寝てんの!?」


「うん……オレ寝るの好きなんだ……ずっと寝ていたいくらい……」


 ぽやっとした発言に、思わず引きつる俺の頬。

 だからこいつ、あんな岩の上で呑気に寝てられたんだな。いつからあそこにいたのかはわからないが、もしかしたら、俺が来なければまだまだ起きなかったかもしれない。そんな気がする――というかそんな気しかしない。


 こんなサボり魔みたいな奴と一緒とか……いつも戦ってるらしい相方の人は、きっとすっげー良い奴なんだろうな……


 頭の中で菩薩の姿を思い浮かべ、次いで、俺はジト目をノエルに向ける。


「お前、それならなんで主力になったんだ? 補佐と――術師? だっけ? そっちにすればよかったじゃん。そうすりゃあんま戦うことないんだろ?」


「うん、でも……平和がいいから……主力でいいんだよ……必要な時は戦うし……

 今回は……オレより強い華月がいるし……そもそも、ビーニド達が送り込まれたのは華月のせいだから……任せるけどね……」


「え!? それ俺のせいなの!?」

『だと思いますよ』


 これに答えたのはタガナ。ばさりと翼をはためかせ、


『マスターは一度眠ると起こされない限りは起きないので、妖魔に捕まっても大抵放っておかれるんです。寝ている間は逃げませんから。


 でも他の方が来てマスターを起こしてしまえば、睡眠優先なマスターでもさすがに逃げますので、それを防ぐために刺客を送ってきたのでしょう。間に合わなかったようですけど。


 ――最も、ここのような特殊な空間では、マスターがいなければ誰も出ることは出来ないので、華月様しかいなかった場合も放っておかれていたでしょうね』


 和やかにそう言って、次に来た光線を右に回転して避けた。


「ノエルがいないと出られない……って……」


 眉をひそめ、呆然と呟く俺。

 一拍の間を開け、ノエルはにっこり微笑んだ。


「オレがいて良かったね、華月……

 オレなら……この檻の中から出してあげられる……」


「……檻……の中……?」


「そう……ここはね、出入り口の無い異空間なんだ……

 一度入ってしまえば……転移を使っても出ることは出来ない……他者を閉じ込める為に作られたもの……製作者が消すか、死なない限りは壊れない頑丈な檻……」


「え、ちょっと待って。転移がダメならどうやって出んの? つーかなんでダメなの?」


 ノエルは少し考えて、


「なんでダメなのかは……君にはわからないと思うよ……エルナもわからなかったから……」

「……じゃあ、いいや」


 俺は素直に引き下がった。

 エルナもわからない、ということは難しい話、イコール聞かない方が頭痛くならない。


「とにかく……転移じゃ出られないけど、召喚を使えば出られるの……

 でも、妖魔を見過ごすのは良くないから……倒したら要塞に戻ろうね……」

「……わかった、なんとかやってみるよ」


 溜め息交じでそう応え、どうやって倒そうか悩み――

 そして、気付いた。



 **



「ノエル、タガナ。悪いけどよろしくな」


 作戦の内容を伝えたところで、俺は静かに立ち上がった。先程聞いた通り、感じる風が若干強くなっただけで、わずかに足に力を入れれば吹っ飛ばされることはない。


 ノエルは一度、戸惑ったような顔を俺に向け、それからタガナと共に正面を見やる。


「りょーかい……」

『はい、お任せください』


 ノエルに続いて、タガナが応えた。

 俺もノエル達と同じ方に目をやり、それから枝切れを握る右手に力を込めた。


 俺達の視線の先には、こちらに向かい来るビーニド達の姿がある。今はまだ、かなりの距離が開いているためゴマ粒くらいにしか見えないが、互いに猛スピードで飛んでいるこの状況なら、十秒程経てば衝突するだろう。


 ――そう。

 俺が取った作戦とは、ずばり――正面突破。


 結局それか、うっわ単純、作戦じゃねぇじゃん、光線放つ相手に正面から行くとかバカの中のバカだな、などと思った人もいるだろうが、これにはちゃんとわけがある。三つほど。


 まず一つ目。知っての通り、俺は遠距離攻撃が出来ない。なので、取れる策は自然と限られてくる。


 二つ目。空中戦である以上、ノエル達の協力は必要不可欠なので、危険かもしれないがなんとか傍まで近付いてくれないか、と聞いてみたら、


『では正面から行きましょうか。その方が斬りかかりやすいでしょうし、こちらもフォローしやすいですから』


 と、タガナがあっさり言い、続いてノエルが、


『じゃあ……タガナが避けられなかった光線は、オレがなんとかするよ……

 だから華月は自由に戦って……合わせるから……』


 と、まるで休日に着る服を選ぶ時のように、気軽な口調で返してきたため。


 そんなの超よゆー、という感じがしたのと、正面突破も可能だとわかったので、遠慮なく頼むことにした。


 最後三つ目。ぶっちゃけこれが一番でかい。

 もしかしたら気付いているかもしれないが、俺は今めちゃくちゃ落ち込んでいる。


 その理由は、俺の手にある物を見ればわかる。

 今俺が握っているのは刀ではなく、先の方がビミョーに折れ曲がっている、野球のバットくらいの長さと太さの枝切れ。


 もう一度言う。

 シンから貰った刀ではなく、森の中に転がっていそうな木の棒だ。


 ――これだけでわかるだろ?


 そうだよ。無いんだよ、刀。失くしちゃったんだよ。

 シンから貰った大事な物なのに……


 ここに飛ばされた時にはもうなかったから、刀だけここに飛ばされず、要塞の入り口に落ちているかもしれないが――その可能性は多分超低い。だって、黒い塊に当たるまで持っていたのに俺だけ飛ばされる、なんておかしいだろ。だから多分、俺が気付かなかっただけで、落ちてる時刀は近くにあって、そのままピンクの海にドボン、だろうな。まぁつまり、見つかる確率はほぼ無いと言っていいってことだ。


 あぁー……マジショック……


 因みに、枝切れはノエルから貰った。何かに使えるかも、と随分前に拾った物らしく、刀が無いなら代わりに、と差し出された。枝じゃかっこつかないが、素手よりマシだと思い有難く使うことに。


 ――つーわけで、刀を失った悲しみを、とりあえず手近にいるビーニド達にぶつけることにした。そんで、戦法考えるのもめんどくせーってなったから、俺が勝手に正面から突っ込むことに決めた。……やけくそになった、とも言う。


 俺はまなじり吊り上げ枝切れを構え、


「てめぇらのせいだぞぜってーゆるさんっ! タコ殴りにしてくれるっ!」


 そう叫んでから、全力で前に跳んだ。

 むろん、ビーニド達がおよそ百二十メートル以内――つまり、敵が飛ぶ速度と俺のジャンプ力を合わせればギリギリ届く距離に入っていることは目測済み。なおかつ、ビーニド達の動きはすでに見切っている。


 俺が跳んだのは、前から三番目の奴が放った光線をタガナが左に避けた、その直後。

 狙うは先頭にいる奴。


 距離を詰めるまでの一瞬で、両手で握った枝切れを振りかぶると同時に通力を纏わせ――

 間近になったビーニドその一の頭をぶっ叩く!


 ガァンッ!


 鉄板を殴った時のようなデカい音が鳴り、枝が当たったところから体全体に亀裂が入る。倒せたかどうかはわからないが、今は確認している暇が無いので一先ず後回し。


 俺は即座に枝から左手を離し、ビーニドその一の頭を踏み台にして、居合斬りのポーズで右上のビーニドその二に跳びかかる。今回は頭上ではなく目の下を目指し、そいつが俺に向き光線を放つ前に、右腕一本で斜め下から殴り上げた。枝はビーニドその二の口の左端に当たり、その一と同じように亀裂が入っていく。


 次、視界の左端に映ったビーニドその三に目をやり、そいつの開いた口の前に光が集まっていることを捉え――


 まずいと思った刹那、俺の足元とビーニドその三の上空に、突如楕円形の岩が現れた!

 なんだかわからんが使うしかないっ!


 俺は迷わず足元の岩を蹴り、上空の岩に向かって跳んだ。空中で反転し、両足で岩に着地。足場に使った方の岩に光線が当たる様を見て、すぐにビーニドその三に突きを繰り出す。枝は右目の上に刺さり、半分以上飲み込まれたところで引き抜いた。


 直後、ビーニドその三の左横から、タガナが一直線に上がってくるのが見えて――


 次の瞬間には、左腕を掴まれた状態でタガナの背にうつぶせになっていた。


「あと一体だね……」


 俺から手を離しながら、ノエルはのんびりと言った。


 俺は両手両膝をつく態勢に変え、その間にタガナはくるりと旋回し、今度は真下に下降する。その先には、こちらへと進路を変えた最後の一体の姿と、更にその下では他の三体と岩二つが粉々に砕けていく姿があった。


 俺はすぐに立ち上がり、枝をバットのごとく両手で握って右肩の上まで引く。ビーニドその四が光線を放ち、タガナが最小限の動きで避けた後、擦れ違いざまに、


「はっ!」


 短い気合と共に、赤い両目に向けて振り下ろした。

 枝は狙い通りの場所に当たり、同時にビーニドの硬さと互いの勢いの衝撃が両腕に伝わる。その瞬間、強化の術を更に増幅し、思いっきり振り抜く。すると、バギィッと音を立て、ビーニドその四は砕けながら二つに割れた。


 さすがにこの衝撃には耐えられず、枝は手の上から折れ後方に吹っ飛んでいった。

 その数秒後、真っ直ぐピンクの海を目指して落下していたタガナが、寸前で軌道を変え、スピードを緩めながら少しだけ高度を上げる。


『さすが華月様! 鮮やかなお手並みですね!』


 なんだか嬉しそうにタガナが言った。


「凄いよねぇ……刀じゃないのに一撃だよ……」


 全然すごくなさそうにノエルが言った。

 俺はふうっと小さく息を吐き、かなり短くなった枝を放り捨てつつしゃがみ、


「おっまえ……まーじでなんにもしなかったな……

 タガナは頑張ってくれたのに……」


 呆れまくってそうぼやくと、


『華月様、それは違いますよ。ビーニド達に斬りかかっている途中、周りに岩が現れましたでしょう? あれはマスターが出した術なんですよ。貴方が光線を避けられるように、と』


「え!? そうだったの!?」

『はい。マスターは海の主護者ですから、水系と地系も得意なんです。何もないところにあの程度の岩を生み出すことくらい造作もありません』


「えー……なにそれずっりぃー……

 召喚と千里眼が使えるってだけでも羨ましいのに……その上ふっつーの魔法も出来るとか……」

「いいじゃない……そういうの使えなくても、華月は強いんだから……」


 肩を落とす俺に、ノエルはやんわり微笑んで見せ、


「それより……倒したことだし……戻ろうか……」


 言うと同時に左手を上げ、パチンっとフィンガースナップ。途端。


「……え」


 瞬時に景色が一変し、下には森が、上には青空が、俺達が向かう先には見たことある超デカい灰色の塊が見えるようになる。


 俺は驚いた。


 まさか……なんの呪文も唱えることなく、移動したって感覚も無く、映画のシーンが切り替わった時のようなあっさりしたもので戻るとは……

 タガナを召喚した時の呪文、めっちゃかっこよかったのに……残念だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る