第10話

レン達は朝早くに起きセレナの家で支度の準備が終わったあとサクヤに別れを告げてからギルドに向かった。


ギルド【ソレスタル】に着いたレン達は受付してるクリスさんに討伐もしくは馬車護衛の依頼がきていないか聞いてみた。


「ニャーセレナさんに依頼が来てますニャン!確か【ミュウ】さんからですニャン」

セレナはクリスさんからミュウの手紙を受け取る手紙の内容を確認する。


手紙の中身はなんて書いているのだろう

それに依頼主の【ミュウ】セレナの知り合いかも知れない。


(依頼内容はなんて書いていたのだろう)


「【竜の街ラグー】で魔獣が悪さしてるから退治に来て欲しいって依頼がきてる友だちから」

              

マップで竜の街ラグーを検索するとルイスからそう遠くはない場所にある、街に行く途中に森を通るので素材が採取できるかも知れない。


「分かったラグーに向かおうセレナ」


「ありがとう、クリスさん魔獣退治の依頼を引き受けます」


「はい!では依頼をよろしくお願いしますセレナさん!レンさん!依頼達成頑張ってニャン」

       

クリスさんに別れを告げてソレスタルから出たあとラグーまで徒歩で行くことにした。


      


      ◆◆◆





ラグーに行く街道【フラッグの森】があるそこを抜ければ街に着く森の入り口に入ると早速魔獣達と遭遇するがすぐ倒した。

森の中は素材が多く採取して行きながら魔獣を倒す。


(マスター、素材いっぱい採れましたねこれで色々な物が作れるです)


(自動作成で作ったポーションや生活品は性能は大丈夫そうだから今日の夜も自動で作ってもらうをかな)


セレナはラグーにいるミュウのお土産を渡す木の実や果物を拾っていた。


「わあ【クリンの実】大きい!みてぇーレンこれ大きいよう」


(もぐもぐ草おいしい、もぐもぐ) 


「大きいねクリンの実、レムも体透けてるからいっぱい草食べて緑色になってるよ二人ともはぐれないように付いてきてね」


「「はーい」」


近くには魔獣がいないけど一応、警戒はしとこう。


森の中は空気が済んでいて近くに川があり大自然を堪能しながら探検をするの良いねと思った。



     ◆◆◆




竜の街ラグーに着いた僕達は入り口で警備してる人達にギルドの依頼書を見せて中に入った。


「ここがラグーかぁセレナに聞いた時はびっくりしたけど想像していたのと全然違うね」


街の広場には角が生えた人達が沢山おり中にはドラゴンの背に乗って移動する人もいた。


街にたどり着く前セレナにどんな街なのか教えて貰った。


街に住む人の半分は【竜人族】で日頃の生活は人の姿をしており角だけ生えている

ドラゴンの血統も入っているのでたまにドラゴンに変身することもあるとセレナは教えてくれた。


あとの半分は【ドラゴンライダー】竜に乗る者職業ではそう呼ぶらしい他にもライダー系の職業が存在する街の中にはドラゴンライダーを育成する学校があるらしいドラゴンの背に乗ってる人達はそこの生徒なのかも知れない。


僕達はミュウが住んでいる家に向かう。


「ミュウは種族が竜人なんだけど私が小さい時からよく遊んでくれて一緒にご飯たべたり家に泊まったりたまにギルドの依頼を一緒に受けて魔獣退治とかしてるんだ」


最後にセレナは胸を張った。


「仲が良いんだねミュウさんと一体どんな人か会うの楽しみだ」



住宅街にミュウの家があったセレナの家と一緒で二階建ての立派な所に住んでいた、到着したセレナがノックすると中から人が出てきた。


「セレナ様ようこそ竜の街ラグーにそれと隣は噂のセレナ様の召喚獣のレン様とスライムのレム様ですねどうぞ中にお入り下さい」


出てきた少女はメイドの服を着て長い髪はリボンで結んでいるこの人はミュウさんのメイドなのかなっと考えていると、


セレナは少女にぎゅ!と抱きついた。


「ミュウ!久しぶり!元気だった?て言っても先週会ったばかりだけど」


「セレナ様も元気で良かったですさぁ中にどうぞお茶と美味しいクッキーを用意してます」


(この人がミュウさんなんだ!でもなんでメイドの格好をしているのだろう)


メイドの格好したミュウさんの家に上がり美味しいクッキーとお茶をいただいてから依頼内容を聞いた。



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