異世界生活サモン〜メモリーオブ・ゲート
高天神田
プロローグ
第1話
僕の名前は【アズマ・レン】今年で16歳になる、服装は学校の制服のままで顔は普通だ。
朝早く起きたので台所に行きお弁当を作る。妹の小学校で遠足にお弁当が必要なので妹のお弁当を作るのであった。
「お兄ちゃん今日を学校でお弁当……もう出来てる」
「今日は早く目が覚めたからお弁当作った。ちなみに今日は妹が好きな、ハンバーグも入ってるよ!」
「お兄ちゃんの作ったハンバーグ好き、にひひこれは良いお嫁さんになるね」
「お婿さんではなく?」
妹はハンバーグが好物で嬉しい事があると時たま変な事を言うが余程嬉しかったのだろうなっと思う。
両親は共働きで家に帰ってくることはあんまりないが得に不自由なく暮らせている、高校に入ってから数カ月が過ぎた。
学校に行きいつも通り授業していつも通り一日が終わる。友達はいるが僕はあまり興味は無かった。だけど家に帰る時の楽しみがある。
VRMMO【サモン・クロスオンライン】
通称【SGO】っと呼ばれている。このゲームは
色々な職業があり、剣士や魔法使いあと銃が使えたりアップデートでまだまだ職業が増えていくが全部の職業を把握出来てる人間はほぼいないらしいそれだけ色々な職業が多いのだった。
ストーリーは無くゲームの世界で召喚獣を連れて冒険する事が目的な感じだ。召喚獣と一緒にギルドのクエスト受けたり他のギルドと力を合わせて危険なクエストに挑む事がある。
SGOに出会ってからお陰で今日一日退屈な日々を忘れる事が出来た。
それをいつも通り帰ってしようっと考えていたその時道の真ん中に大きな門があった。今朝学校に行く時こんな門があっただろうか門の扉は閉まっている後ろに回ってみたが同じ扉だった。
「こんな所に門……朝は無かったけど、この門どこかで見たことが……あ!」
閉まっていた門の扉が開くすると声が聞こえた。
「我セレナが命じる!私の願いを聞き届けよ召喚!!」
「女の子の声?え!?うわわわわー!!」
レンはそのまま門の中に吸い込まれていった。
道の真ん中にあった門は綺麗さっぱりと消えていた。
◆◇◆
ここは、一体どこなんだ?
景色は見渡す限りの草原が広がっている空は青空が広がり晴れていて昼寝に最適な環境。
僕の名前は【アズマ・レン】今年で16歳になる、服装は学校の制服のままで顔は普通だ、 確か学校の帰り道に変な装飾された門が建っていて扉は閉まっていた。
急に門の扉が開いてから知らない場所に来たけど一体。
「まさか召喚に成功!!やったー!」
女の子の声が聞こえたので振り向くとそこに大きい岩があり岩のとこから自分と同じくらいの少女が笑顔で立っていた。
銀色の髪に瞳は青色の少女が近づいてきて自分の手を握った。
「成功したよこれで〈鍵〉が見つかるよう!ねえ〈鍵〉のある場所教えてどこにあるの!」
少女はぴょんぴょんと跳ねながら自分の顔に近づいて聞いてきた。
「〈鍵〉は、知らないけどここもしかして異世界?あと君の名前教えてもらえないかな?」
〈鍵〉について知らないと言うと少女の顔はみるみると険しい顔になっていった、
「そんな〈鍵〉を知らない!私しっかり召喚のために材料も頑張って揃えたのに!?召喚失敗したの、がっくり。」
少女は少し肩を落としたがすぐ立ち直り
「私はセレナあとここは「ヴェスペリア王国」の東レテリア大陸よあとあなたの名前は?」
「僕の名前はアズマ・レンところでセレナ聞きたいんだけどその〈鍵〉って一体何?」
じゃあ僕は異世界に飛ばされたのか!?さっきの門が開いたのがキッカケだったのだろうな多分。
「そうね〈鍵〉の説明しないとねでもその前に一度私の街に来てくれるかなここだと魔獣に襲われる心配もあるから」
この世界に魔獣がいるのか魔物もこの世界にいるのだろうか?
確かに、ここで魔獣に襲われでもしたら危険だ
それにこっちは武器も持って無いあと〈鍵〉とは一体?
それも街に行けば全てが分かるかも知れない
「分かったセレナ、街に着いてから改めて〈鍵〉の話しをお願い。」
セレナはうんっと返事をしてからセレナと一緒に街に向かって歩きだした、ヴェスペリア王国についてあまり知らないのでセレナにどんな国か聞いてみた。
ヴェスペリア王国
現在の国王〈第7代目女王シャロ〉が王国を統治している。
国民から信頼されており女王が大陸全土に【ギルド】を設立市民の困りごとを解決するために置いたと発表している。
この世界にはギルドが存在してるのか。
街に着いたら寄ってみたいとレンは思う。
そして女王が暮らしている場所は【王都ルーンベルテ】ヴェスペリアの首都で政治や文化の中心地で多種族が交流して暮らしている。
あと女王の生命を脅かす者が出てきた場合それを守る七人の守護騎士が存在するらしい。
存在するかどうかは現在のところ噂でしかないだが、五年前に起きた、ある戦争でヴェスペリア王国が敵国に堕ちそうになった時に救ってくれたのがその騎士団らしい。
そのあとは敵国と和平交渉で終戦協定を結び戦争は終結。
「じゃあ平和が続くのは騎士団と女王様のお陰なんだね。」
セレナはそうそうっとうなずく。
「シャロ様は戦争終わったあと国の復興の為に頑張って建て直して三年前にようやく終わったの本当に凄いよシャロ様は」
なるほど民に信頼されてる理由が分かったかも知れない。
もちろん別の意味でも好かれている部分もあるんだろう、一度どんな人か会ってみたい。
しかし目の前にゲームみたいな画面が僕の前に出ているが色々と【スキル】や【ステータス】ってそれにマップもついてるこれも表示が切り替え出来る機能がついてる。
あと青色のマーカーが2つ表示されているけど、これ僕とセレナだと思う。
少しづつマーカーが動いているからだ。
だけど出来ればメニューのやり方を教えてくれる相棒や強い武器にあとセレナみたいに召喚があったら良かったな。
この時レンが想っていたことが現実になることは遠くない未来に叶うことになるとは、思ってもみなかったことだろう。
「着いたー!ようこそ「ルイス」に私の家もっと奥の方にあるけど。とりあえず何処かでお昼にしましょうお腹空いたし」
「ルイスって結構大きい町なんだね、僕も賛成だよここの世界に来てから何も食べてない」
レンの空腹とセレナの空腹は限界になっていたらしい。
「冒険家の街ルイス」色々な国から冒険者が集まる街ギルド【ソレスタル】が拠点として冒険者は魔獣討伐 街道護衛 落とし物を捜索など依頼を受ける場所でもある。
外観は中世のヨーロッパに近い大きな広場にそのずっと先にも広場がある街の商店も活気があり色々な冒険家も居て街に警備兵は見当たらない。
門を通る際に門番と鎧を纏った大きいゴーレムは居たセレナに警備兵がなんでいないのか聞くと。
「ここに滞在してる冒険家が警備兵変わりだよ」
冒険家の街だから下手に手をだしたら滞在してる冒険家から一斉に相手しなと、いけないから警備兵がいないのか納得。
「じゃあ私がいつも行ってる美味しいお店連れてってあげるそこで〈鍵〉について教えるね行こう、レン」
「いつも行ってるお店どんなのがでるのか楽しみだ」
◆◆◆
「ご馳走様セレナありがとう、こんな美味しい物食べたの初めてだよ」
「でしょ、【猫の丘】は他の店に負けないくらい美味しいの、
あと私の友人もここで働いているんだよ」
セレナはドヤ顔をした。
「そうなんだじゃあお昼も済ましたからそろそろ〈鍵〉って一体何なのか?教えて欲しい」
「そうねじゃあ〈鍵〉とは一体何なのか何で私が鍵を探しているのか説明するね」
このヴェスペリア王国の何処かにどんな願いも叶える門があるしかし、見つけても
願いを叶えることは出来ない。
門を開ける為の〈鍵〉がいるらしく名は〈ソウセイの鍵〉みんなが縮めて〈鍵〉って呼んでるみたいだ。
そしてもう一つが「召喚獣」これも門を開けるために必要らしい召喚獣が主人に〈鍵〉の場所を教え願いを叶える門まで案内をするらしい。
「私は召喚に成功したら〈鍵〉のところまで案内してもらって願いを叶えて貰いたかったけど、今はそれどころじゃあ無いよねレンを元の世界に帰す方法を探さないと」
セレナが落ちこむ。
レンは考えた確かに元の世界に帰れないのは残念だ。
でも不思議と悲しくはならない。
むしろこの世界で生活出来るならセレナと一緒に〈鍵〉を探したい気持ちになる。
あとセレナは門にどんな願いを言うのかも気になる。
「セレナ、僕元の世界に帰れないならこの世界で暮らしてみたい!!」
セレナが驚いた顔してるそうだよね無理やりこの世界に召喚されて元の世界に帰れないと言われて、ここに住みたいって言われたらびっくりするよね。
ヴェスペリア王国にある門がどんなのか見てみたい好奇心もある。
その前にソレスタルで登録の手続きもしとかないと、いけない日本で言う身分証。
これが無かったら依頼とダンジョンも受付けることが出来ない。
「この世界で生活しながら僕も一緒に〈鍵〉を探すの協力するよあっちの世界に帰る方法は門に願いが叶い終わってからで良いよ。」
セレナにそう告げるとセレナの表情が心嬉しそうな顔してた。
「ありがとうレン私、本当に嬉しい〈鍵〉を一人で探すより二人で探す方がゼェーーーーータイ早く見つかるよう!」
良かったセレナが元気になって、でも〈鍵〉が一体どこにあるか分からない。
探すにもこんな広い大陸で探すにも十年いや一生探しても見つからないかも知れない。
セレナはイスから勢いよく立ち上がる。
「じゃあ新しい仲間も出来たし〈鍵〉の情報をソレスタルで来てないか確認とギルドで登録してからしばらく住む場所も探そう!」
そうかソレスタルなら〈鍵〉の情報が流れていてもおかしくは無いセレナも以外としっかりしてる。
多分この感じだと早く〈鍵〉も見つかるかも知れないあと住む場所と武器も買わないと。
その後。服装が学校の制服のままなのでセレナが防具屋で服を購入してくれた、前の学生服は防具屋に売る。
「サイズは大丈夫だよセレナピッタリだ」
「良かったよしそれじゃ今からソレスタルに」
奥の方からドカーーンと大きい物音が聞こえてきた。
「え!?今の何?」
セレナと僕は奥の方を見ると広場から一人の兵が大きい声で叫んでいた。
「街の中でゴーレムが暴れている!!早く逃げるんだ」
【ゴーレム】元は街を警備する為に置いた像っとセレナに聞いていたが今は街を破壊する為の魔獣と化している。
そんなの聞いたことがないとセレナはびっくりした。
顔して呟いたゴーレムが暴走するのはあんまり例は無く街を警備する命令の魔法が組み込んでいるはずだった。
セレナはデッキの手すりに乗りゴーレムが暴れている場所に目を向ける、手に持っていた杖を空に掲げる。
「レンは安全な場所まで逃げてソレスタルが来るまで私が囮になって時間を稼ぐ」
セレナは杖を掲げて唱えた。
「《エアステップ》!!」
セレナの身体が光りを纏う地面を蹴って空中に浮かび。そのまま真っ直ぐゴーレムが暴れてる場所まで建物を避けながら飛んで行った。
「あれが魔法……感心している場合じゃあないセレナには悪いけど女の子一人置いて行くことは出来ない!」
ゴーレムが暴れてる場所までレンは全速力で走る。
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