The velocity of death

登場人物・舞台設定・概要

【登場人物】

・リョウコ

・サトシ

・マイ

・セイゴ

・ノブオ

集いの元参加者。シンジロウの通夜に参列する。

【舞台設定】

『十二人の死にたい子どもたち』本編終了後、病で世を去ったシンジロウ。参列した元参加者達は、シンジロウが残した願いに触れていく。

【概要】

リョウコをはじめ四人の元集いの参加者達は、病死したシンジロウの通夜に参列した。

その後ラーメン屋で互いの近況報告をしていると、サトシが合流する。

サトシはシンジロウが残した手紙を持っていた。

彼の願いは集いの参加者達に宛てていた。

彼の両親が世話を焼いたメンバーに、養子の打診があっても断ってほしいということ。

見舞いへの礼と、これからシンジロウの両親が引き取る、犯罪被害者の子供の見守りについて。

サトシが確認したところ、リョウコ以外の3名は見守ると約束した。

他のメンバーは、それぞれの反応をしたという。

リョウコが口を開こうとしたときに、電撃引退した彼女を追ってきたマスコミが店へとやってきた。

店やメンバーの足止めで脱出したリョウコとサトシは、二人で駅へと歩いていく。

リョウコはシンジロウの見舞いに行けなかったことを悔いるが、サトシはシンジロウがリョウコに宛てた思いと、自身のリョウコへの礼を口にした。

リョウコは前を向き、これからの道のりへの一歩を踏み出した。