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四人の女の中からつむぎが一番怪しいという考えに至った幸一だが、つむぎを矢藤冨士江と決めるには、証拠が無かった。
誰にしても、証拠が無ければ彼女達の中に矢藤冨士江がいる事の証明にはならない。
幸一が、うーん、と唸り声を上げた、その時…………
部屋の照明が消えた。
「なっ、何だ? ブレーカーか?」
幸一は暗闇の中、手で辺りを探る。
カサリッ……
カサリッ……
「また、あの音……一体何なんだ?」
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