第7話 性能テスト 後編

ジム偵察型か…機体性能はさほど高くは無いはずだが…


……

「アミダ、来たぞ敵機は!」

「デブリの裏に3機、偵察仕様のジムです」

「逃げられると厄介だ。早急に消そう。

ドムで突っ込む、BBRで支援しろ

接近してきた敵機には各自

対処!。」

「了解。」


ドムが先行するのを見届けてから

軽くレバーを押し込む、それでも通常の

ザクよりも速い。


「本当この機体は化け物だな…」


…「敵機確認、仕掛ける!」

ピンク色の光と連続した銃声が響く


「来たか、」

一機こっちに向かってくる


「おっ!」

ビームスプレーガンを躱す

「この機体反応速度えぐいな。」


バルカンを掃射するが弾かれる


「強化装甲…よりにもよって隊長機かっ」


「ぐっ!」

光と光がぶつかり


「性能が違いすぎるんだよ!」

推力の差が大きすぎる為

相手のジムは吹き飛ばされる

「もらったぁ!」

もろにBBRを食らったジムは原型を留めていなかった。


「はぁ はぁ ほんとに凄いなこれ…

これならガンダムも…」

………

「アミダこっちは片付いたぞ。」


「こっちも終わりました。」


「センサー範囲内に敵機なし帰還する。」


…………

「戻ってくるぞ。ハッチオープン。」

「了解、ハッチオープン。」


「これで実践データがとれたね。」


「ああ、改善点が見つかるかもな。」


「それにしてもあの威力は凄まじい。 」


「あんなものが連邦の手にもし渡ったら

大変な事になるぞ。 」


「…次の戦いはア・バオア・クーだろうね、 大佐はジオングで出る。

危険だ…。」


「連邦がジオニック社があるここを見過ごとは思えん。」


「まぁとりあえず今は戦況を見守るしかないさ。」



「まぁな…」

「ラウ君!行くよ!」


「はい!」

「データの受け取りは終わったかい?」

「ええ、一通りは。」

「よし、帰ろうか。」


ジオン公国はこの時、

敗戦への道を辿っていた……

















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