永遠の約束

勝利だギューちゃん

ある雨の日・・・

僕は自室のベットに横になり、ひとりの女の子の事を考えていた。

彼女の名前は、「春日由梨」

クラスメイトだった女の子だ・・・

そう「だった」・・・

先週、彼女は旅立った・・・

睡眠中に異常をきたしての、いわゆる突然死・・・

君は向こうで、どう思ってる？

「どうして、わたしがここにいるの？」だろうか・・・

とても天真爛漫で、明るくて、クラスの人気者だった・・・

彼女の死の知らせを先生が告げた時、クラス中が泣いていた。

こういう場合は、ふりをするだけの場合が多いが、彼女の場合は、皆心からだろう・・・

彼女のお通夜と葬儀は、親族だけで取り行われた・・・

生前彼女が、「もし自分に、もしものことがあったら・・・」という、意思だったらしい・・・

彼女はいつも言っていた・・・

「人間なんて、どうなるかわからないから・・・」と・・・

皮肉にも、その通りになってしまった・・・

ただ、そのお通夜と葬儀には、僕だけは呼んで欲しいとのことだった・・・

これも、彼女の意思だったらしい・・・

彼氏でも、なんでもなかった僕が「なぜ？」と、思った・・・

ちなみに、僕が彼女のお通夜や葬儀に出席したことは、誰も知らないでいた・・・

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