第九章「米本土攻撃」
米軍兵士D「クソ!あの野郎どもどっからきやがった!
空軍の連中は何をしてる!」
米軍兵士B「対空部隊は何してんだ早く撃ち落せ!」
対空砲レーダー手「レーダーが正確にとらえない!なぜだ!」
対空砲砲手「もうレーダーなんて知らん!通常射撃だ!」
対空砲装填手「敵機がこっちに来るぞ!」
米軍兵士A「おい!対空部隊がやられた!」
米軍兵士C「クソ!こうなったら小銃でも機関銃でも何でもいい!
奴らを叩き落せ!」
米軍兵士F「敵の戦車だ!こっちに来てるぞ!」
米軍兵士D「なんだと!クソ!クソ!クソがぁ!」
米軍兵士E「もうだめだ!降伏したほうがましだ!」
米軍兵士F「おい!逃げるな!」
米軍兵士E「離せ!俺は逃げるんだ!」
米軍兵士B「確かにFの言う通りだ、我々の負けだ」
米軍兵士F「お前まで何言ってるんだ!」
米軍兵士B「これ以上犠牲を出して友人が死ぬ姿を俺は見たくないんだ!」
米軍兵士F「B…、分かったよ、降伏しよう…」
その他戦線でも日本陸軍は順調に進軍していた。
その頃、ホワイトハウスでは…
大統領「それで、戦況はどうかね?国防長官」
国防長官「は。日本軍は我が軍に対し攻撃を開始し、各戦線を突破。
進撃中であります…」
副大統領「陸軍と空軍の連中は何をしているのだ?」
国防長官「……」
大統領「国防長官、今我々にできることはなんだ」
国防長官「現在我々にできることは……」
副大統領「そうだ、マンハッタン計画はどこまで進んでいる?」
国防長官「マンハッタン計画は、現在実験中でありまして完成は、」
大統領「あの計画は危険すぎる、完成したにしろ自国領土で使う気か?」
副大統領「しかし大統領!」
大統領「君は少し休め、頭が煮え切っている。冷やしてきなさい」
副大統領「……、分かりました」
大統領「国防長官マンハッタン計画は中止だ。あの計画は危険すぎる」
国防長官「分かりました、大統領」
ところ変わり、東太平洋。米艦隊と日本艦隊との戦いが幕を開けようとしていた。
偵察機通信手「報告!ホノルル北東400海里に敵艦隊発見!
空母四、戦艦二、巡洋艦十、駆逐艦十八の艦隊!」
副官「艦長、敵機動部隊です!攻撃しましょう!」
艦長「慌てるな副官、その地点なら陸からの航空機も届く。
それが来てからでも遅くはないのではないか?」
副官「それもそうでありますな」
艦長「通信手!空軍基地へ電文!敵機動部隊発見、航空援護を要請する!」
通信手「了解、暗号化して発信します!」
日本艦隊直掩機隊長「敵偵察機発見!艦隊より南西三海里地点!」
太田司令「敵さん我々に気が付いたようだな」
副官「そのようですね」
太田司令「攻撃隊発進準備、一部攻撃隊は陸用爆弾を搭載」
航空司令「発進準備、一部陸用爆弾了解」
米航空基地通信手「味方艦隊から通信!敵機動艦隊発見!航空援護を要請する!
以上です!」
基地司令「聞いたかお前ら!出撃準備だ!」
補給兵「魚雷搭載急げ!燃料は満タンだ!」
攻撃隊隊長「全機準備良いか!いくぞ!」
攻撃隊「おう!」
日本攻撃隊「隊長、全機発艦準備整いました」
攻撃隊隊長「よし、全機発艦だ!」
かくして、日空母艦載機と、米地上航空隊はほぼ同時に出撃しお互いを倒すため、目的地へと向かった。
日本攻撃隊三番機「隊長!左下方、敵機動部隊です!」
攻撃隊隊長「奴さんを見つけたか、上空直掩はどうか?」
観測手「上空直掩は無し。空母の甲板にも航空機はありません。」
攻撃隊隊長「よし、攻撃隊は艦爆を先に生かせる。艦攻は少し間を開ける
ぞ」
攻撃隊「了解!艦爆隊行くぞ!」
偵察機通信手「敵編隊を視認。ホノルル北東、520海里。我が艦隊方向に向け
飛行中。戦爆連合67機」
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