兵器倉庫（「須王龍野（“異世界社長戦争”参加用）」に出す兵装）

BZ-2500 ハウリング

BZ-2500 ハウリング

　　口径：250.0mm

　砲身長：4,125mm

使用弾薬：250mmバズーカ砲弾

　装弾数：10発×2

発射速度：25/min（１門あたり）

有効射程：17,500m

　概要

　両肩に搭載する、大型の２連装バズーカ。

　バズーカの特性上、反動は相殺されて非常に軽いものになる。ただし後方注意。

　もし後方爆風（バックブラスト）を受けようものなら、機体に搭乗していても、視界が遮断されるくらいの弊害は受けるだろう。

　実演

「シュシュ、今回も頼むわね」

「ええ、お姉様」

　以前と同じく、ヴァイスからの「新型兵器のテスト」と「採用時に備えた慣熟」の二つの要望を聞き届けたシュシュは、本兵器を装備してヴァイスリッター・ツヴァイに搭乗していた。

「1,000m先の標的に、それぞれ1発ずつ装填した弾薬……つまり、両方で2発の弾薬を全て撃ち込んでちょうだい。今回の指示はそれだけよ」

「わかりましたわ」

　イメージを集中させ、円十字（レティクル）を標的に合わせる。

（少々大型の照準ですわね……。やはり、ピンポイントで攻撃する武器ではない、ということでしょうか、お姉様）

　そして、発射のイメージをも浮かべた。

　後方に勢いよく噴出した爆炎と共に、飛翔体が標的に向かった。

　命中と同時に爆発を起こし、標的を大きくえぐり取る。

　もう1発も同様に撃ち込み、標的を完全に粉砕した。

「これ以上の必要は無いわね。シュシュ、撃ちやすかったかしら？」

「ええ」

「では迷う間も無いわ。採用の見込みあり、ね」

　その後、本武器はそのまま格納されたそうな。