実験Ⅲ

遜ったスカル。紅玉の憂い。新しいロマンティカと傀儡女の祭典。アステカは死んだ。フルオートの当たり外れ。蒼天回路。オリハルコン。フリードリヒの祭杖。目当ての女。頽れた形。震える指。新しい猫。雌鶏。愛宕山。無印の活躍と破滅。暗澹。どうしようもない孤独の支配。支配者の強欲。とりあえず浸かった道。かがり火。鬼。エンドレスブザー。無天候。おどろおどろしい明日の夢。絵が変わった事。変なあたりさわり。越後。むりくり。くっつけた保存料。演繹法。プラズマの空。どうしても破壊したい。うれしい闇。もう沢山。塩山。見つくろう惨状。美しい祭典。新しい目覚め。空の外。枠外は乱雑におかれたキャンバスと朽果てた空の代替え品。死人の目。死んだ鴉は鳴く。盲明。暮れなずむ空の元で死んだ親不孝者。打ちひしがれる男。黄昏。盲目。目覚まし。当たり障りのないこと。フリーズ。雨降りの海岸。ドッペルゲンガー。変人の思考回路とゲーム性の決別。熟れた赤い瓜の残酷な切れ目を探す新しい道の果てにある空と朽果てる泣き顔。珍しい音の果てにある闇。躁鬱的世界観を重視する馬鹿者の新しい朝。どんなことにもないあること。炎上する車内とそれを眺める首の長い隣人の境目を探る隙間。どうしようもない靴。決別の時を探す別々の道。道理から外れることのないいつも通りの新しい朝。全然問題のない変哲のない景色に沈んだ新しい太陽。目移りしそうな動脈の影に立ち潜む屑。ベリイドアライブ。曇天に潜んだ赤い月。鳴るべき事柄の消失。現世は黄昏に染まりつつもシュールに刻んでいく。ざく切りの理想。目玉を欲しがる新しい数。狂気的な試みは現実的に行われる包括的で理想的な屈辱の傍ら。無理。どうしようもない新しいこととそれに付随する道程。道しるべはない。動脈の結末を知りながら動く観覧車とそれを追う怪物はどこかで撃たれた熊に似て優しい。遠藤に咲く花々を売る。無理やりつなげられた未来の欠片を追い落とした雀が落ちる。類人を探して歩く山の中で出会うのは目の欠けた保存料とロレックスのまがい物と唇。数百の眼球に彩られた滝の中から覗いている目。ぶりっ子。エンドレスステージ。あんたがたどこさ、ここさいやさ何もないさ。売り出されたパッケージ。雲仙普賢岳は高い。リトマス紙に虐殺された兵隊たちの音を慰めて然るべきな退屈を掘り返す。目玉を掘り出して洗浄する。外の世界は闇。演説を聞く。空の中。

千文字を終幕とす。