『その転校生、殺し屋ですよ―――』byリンゴン
『俺のラブコメは殺し屋とともに始まるらしい。』
《あらすじ》
主人公である高校2年生、帳(とばり)の通う県立高校に一人の転校生がやってきた。
転校生の名前は吉住 栞菜(かんな)。ちょっと眼鏡が似合わないだけの大人しい女子かと思っていたら、栞菜はなんと殺し屋だった!?
ひたすらに栞菜を知ろうとする帳、そんな帳を少し心配している栞菜、帳に想いを伝えられない夕子……そんな3人のもとに、とある麻薬密売組織の情報が入ってきた。果たして、帳たちが選択した行動とは。そして、恋の行方は?
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プロローグ(第0話)
(騒がしい…………)
俺―――夜河帳は、そんなことを考えながらため息をついた。
ここは県立高校である黒草高校。
そして、ここ2年4組の教室はいつにも増して喧騒に包まれていた。
例えて言うなら、有名な歌手のコンサート会場にでも紛れ込んだような熱狂ぶりといったところだ。はっきり言えば本当に耳障り、イヤホンをつけてても聞こえてくるこの雑音はなんとかならないものなのか。
(あぁ〜……本当に騒がしい)
どうしてこんなにもうちのクラスは五月蝿いのだろう。もうちょっと静かにすることはできないのか?
「はぁ……」
俺はイヤホンから聞こえる音楽の音量をさらに上げ、騒音とも呼べる喧騒をシャットアウトしようと試みる。こういう時は自分の世界に入るのが一番だ。
ということで、そのまま本を読むことにしたのだが……そんな俺を邪魔しようと密かに背後から近づく影が二つあることに俺はイヤホンで大音量の音楽を流していたせいで気配に気づいていなかった。
「よーっす帳!」
「おはよう、帳っ! あたし参上!」
突然両側のイヤホンをもぎ取られ、お気に入りの本もささっと誘拐されてしまった。……やっぱりこの2人だよな。俺を現実世界に引き戻した犯人たちは、俺の机を挟むように立った。
「おはよ。今日もお前らは相変わらず騒がしいなぁ……」
「だぁーってよぉ、転校生だぜー? しかもなかなか可愛いって噂なんだぜー!? これでテンション上がらないわけないんだよなぁ!?」
「そーそー! あたしも情報を広めるのすっごく大変だったんだからね!」
「……お前らなぁ」
こうやっていつも絡んでくるのは俺がいつも話している友人達だ。だが、こいつらは俺とは違い『モテる奴ら』の部類に入る。
「おい、帳〜おまえさぁ、まーた自分の世界に引きこもってたよな。いつまでもそんなんじゃ、俺たちがいなけりゃザ・スクールボッチのままだったんだぜ?」
「遊馬、少しは言葉を選べよ……」
いかにも恋愛ゲームに出てきそうな、黒髪の少しチャラめなモテ男っぽいこの男子の名前は、刈谷遊馬。告白された回数は現在では数知れず……そんな遊馬となぜ仲良くなれたのか今でも不思議でならない。
「むふふー。そんなボッチチェリの帳くんにはこのあたし、夕子ちゃんが転校生の情報を教えてあげましょう!」
「おい、お前は画家の名前で俺を煽るな。なんだよ、ボッチチェリって。ボッティチェリだろ。あと、なんで上から目線なんだよ」
茶色がかったセミロングの髪に真新しいピンを付け、明るい雰囲気を纏っているこの女子は赤崎夕子。幼稚園からの付き合いで、いわゆる幼なじみってやつだ。学校では新聞部に所属し、いつも校内に様々な情報を常日頃、撒き散らしていることから『スピーカー』の愛称で親しまれている。
「転校生の特徴はねっ」
「って、俺が承諾しなくても話すの―――」
「綺麗な黒髪のロングヘアで、可愛いくて、ちょっと似合わない眼鏡を掛けてて、大人しそう、っていうか目立たなさそう……って感じかな!」
「……そして夕子はなんでそこまで知ってるんだよ」
胸ポケットからメモを取り出してペラペラ話し始める夕子。そういや転校生が来るとか言ってたような気がするなー、などと考えながら空いた席───遊馬の隣の席を見る。
「細かいことは気にするな帳。だってスピーカーはスピーカーだからこそスピーカーって訳なんだよ」
「ねぇ……遊馬、それどういう意味? なんでちょっと名言ぽく言うの?」
そんな感じで俺も喧騒の中にだんだんと溶け込み始めてきた時、プリントの束を持った爽やかなイケメン教師が教室に入ってきた。俺達の担任の青道先生だ。
「おーい、皆そろそろ席につけー。朝のホームルーム始めっぞ〜」
「あっ、『青リッチ』来たーー!!」
「それはおれのゲーム内での名前だからな赤崎……って、なんでそれを知ってるんだ? まぁ、別にいいけど普段はちゃんと青道先生って呼んでくれよ?」
「はーい!」
どーでもいいことまでよく知ってるな、と苦笑しながら青道先生は教卓にプリントを置く。
青道先生は、今年この学校に異動してきた25歳くらいの先生。イケメン男性の見本のような見た目でハスキーボイス、ヒゲは一切生えていない。正しく少女漫画に出てくる先生みたいな人だ。
「今日は6月21日、夏休みまであと1ヶ月だな。今日は連絡は1つだけ。赤崎が情報を広めたからもう知っていると思うが―――今日は転校生が来る。まぁ名前とかは俺が言うよりも直接本人から聞いた方が早いだろうから、もう入ってきてもらおうか。おーい、吉住! 入ってきていいぞ!」
ガラガラ……。
教卓に近い方の扉がゆっくりと開かれ転校生がしずしずと入ってきた。
―――お〜、女子か
―――え、けっこー可愛くない?
―――ああ、けど大人しそうな人だね
ざわざわと皆が騒ぎだした。
だが転校生はそれを意に介する素振りも見せず、桜色の唇をそっと開く。
「みなさん、はじめまして。吉住栞菜といいます。得意な教科は数学で、趣味は読書です。えっと……話をすることはかなり苦手ですが、仲良くしていただけると嬉しいです。これからよろしくお願いします」
ちょこんとお辞儀をする転校生。
つかの間の静寂の後にクラスメイトから拍手喝采が送られた。だが俺だけは拍手をせずポカンとしていた。
(…………えっ? 今朝急いでたのってそういう訳だったのか?)
実は、1時間前───俺はこの転校生と会っていたのだ。
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「くっそ……なんでこんな時間に来ようと思ったんだろ、俺は」
俺はいつもは朝6時30分に起きる。なのに今日は朝5時に目が覚めてしまった。普段ならソッコーで二度寝ルートに入るところだが、今日は珍しく眠気が一切襲ってこなかった。だから早めに朝食を食べて着替えをすませ、すぐ家を出たのだが、ここで一つ問題が発生した。
現在時刻は7時40分。始業時間は朝8時45分なので時間に余裕がありすぎるのだ。今日は部活の朝練もないし早く学校に行っても暇なだけ。……本当、なぜ俺はこんな時間に学校に行く気になったのだろうか。
「わっ!」
「ぐっ!?」
そんな自身の行動に疑問を抱いていると、すごい勢いで視界が右に傾いた。突然左から来た何かにぶつかったのだ。
咄嗟に手を地面について受け身をとって、頭が地面に激突するのは免れたが、その代償に指の付け根あたりを擦って怪我をしてしまった。
「いってて……」
ったく……酷いこけかたをしたもんだ。足は捻ったし手は怪我するし。1日のスタートとしては散々すぎるだろ……ほんと、誰だよ……こんな朝っぱらから猛ダッシュするような奴は?
「ご、ごめんなさい……大丈夫ですか?」
ゆっくりと起き上がって、文句の一つくらい言おうとぶつかってきた奴の顔を見て……驚いた。まさか思わないよな? こんなラブコメみたいな王道の展開が本当に起こるものなんだってこと。
ぶつかったのは、俺が通っている黒草高校の制服を着た少女だった。冷たく冴えている鋭い目に彫刻のような整った鼻、そして小さい桜色の唇。肩まで伸びた漆黒の髪や落ち着いた雰囲気は『清楚な人』という言葉をそのまま表しているようにも見える。身長は……俺の頭一つ分くらい下か?
なんとなく、その少女の特徴を脳内に焼き付けてようやく我に返った俺は、自分が大丈夫である旨を伝えた。
「なら良かったで……って、手から血が出てるじゃないですか! 手当てするのでじっとしていてください!」
俺の手の怪我に目敏く気づいた少女は、少し焦った様子で鞄から消毒液とポケットティッシュ、絆創膏を取り出した。
「え……? あ、いえ。これくらいなら大丈夫ですけど―――」
「いいからじっとしててください」
有無を言わせない少女の態度に俺は言葉を失い立ちすくんだ。
少女は俺の手を支えて丁寧に消毒し、絆創膏を貼っていく。その時触れた少女の指があまりにも細くて柔らかくて、思わずドキッとしてしまった。非リア歴=年齢の俺にとってはこれだけでもなかなかに刺激が強かった。
「はい、終わりましたよ」
「あ、ありがとうございます」
「いえ……あっ、時間。本当にすいませんでした。私は急ぎの用事があるのでこれで」
腕時計を確認した少女はくるりと踵を返し、急いで走り去って行く。俺はしばしの間、何故かそれをぼんやりと眺めていた。
───とまぁ、こういうことがあったからだ。
噂になっていた転校生がまさか同じクラスで、しかも朝ぶつかった人だとは思いもしなかったので自分の目を疑ってしまった。俺はどこぞの王道ラブコメの主人公かっての…………。
「自己紹介ありがとうな、吉住。とりあえず刈谷の隣に席を作っておいたから、そこに座ってくれ」
「はい」
青道先生はそう言って空いた席を指さし、転校生の吉住さんはそれに従ってゆっくりと席に向かって歩いて行った。
「はぁー、ずりぃぞ遊馬」
「へっへー、羨ましいだるぉぉーっ?」
「うわぁー、こいつうぜぇ」
1人のクラスメイトが遊馬とやいのやいのと言い合っているのを尻目に吉住さんは席に座る。その際、俺と目が合った吉住さんは苦笑いしながら会釈してきた。……やっぱりそりゃあ、気まずいだろうな。
「さーて、もう他に連絡はないから授業の準備をしてくれ。皆、吉住と仲良くしてあげてくれよ? あ、すまんがこのプリントを配っといてくれると助かるわ。って事で、また次は午後のホームルームな〜」
青道先生はそう言って教室を出ていく。
……なんだか騒がしい日々が始まるような気はするけど、まぁいつも通り無視を決め込んでいればいいか。
このときは……能天気にそう思っていた。
後に起こる大事件のことを知らない俺からしたら、当然といえば当然かもしれないが……な。
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第1話 命に関わりますよ?
―――そしてその日の放課後
「おー、帳。今日は来たのか」
「なんとなくな」
「手は大丈夫なのか?」
「俺がやるとは言ってないだろ」
学校の裏手側にある大きな武道場。
ここは空手部が部活動をしている場所だ。俺が来たときには既に部員は揃っていて準備体操を始めていた。
「そっかそっか、まぁ怪我が治ったら―――っていうか気が向いたら俺と勝負してくれよ? ……そりゃあ、帳が完全復帰してくれたらなおのこと嬉しいけどよ。空手の全国大会で優勝してるくらいの実力あるんだしさ」
「………………」
「っと、悪い……余計な一言だったな」
「いや…………別にいいよ」
遊馬の言う通り、俺は空手の大会で優勝した経験を持つ。だがそれはあくまで中学生の頃であって、今はおそらくそこまでの実力はない。それに………俺はあまり戦いたくない。
「腕立て伏せ用意! せ〜のっ!! 1、2!」
「「「1、2!」」」
部活が始まったが、俺は参加せず見ているだけだ。……理由は俺はとあるトラウマを抱えていて、そのせいで自分の身体が『1対1の真剣勝負』に拒絶反応を示しているからだ。こればかりは自分でもどうしようもない。
「おい、帳。あれ転校生じゃねぇの?」
「そうみたいだな……ってか遊馬。お前、筋トレ中だろ? さぼるなよ」
遊馬が指さした方向を見ると、確かに吉住さんが窓から空手部の様子を眺めていた。
「へいへい、わかりましたよーっと……あっ。じゃあさ、帳。お前、転校生を空手部に勧誘しといてくれねーか?」
「は? 俺が? そういうのはコミュ力お化けの遊馬の方が、」
「いやぁ、俺はさっき部活中だと怒られたばかりだからなぁ〜、ちょっと無理なんだよなぁ〜」
ぐ、うまいこと嵌められた。
これは返す言葉が見つからないわ。
「……はあ。分かった、やるだけやっとくよ」
「おっしゃ! そんじゃ帳、そっちはよろしくな〜」
結局、話の流れで押し切られてしまった。勧誘の仕方とかよく分からないし、面倒臭いから遊馬に押し付けたかったけどなぁ。仕方ないか。
「ミット打ち、開始ー!」
「「「「押忍!!」」」」
窓際に歩いて行くと、吉住さんもこちらに気づいたようで軽く会釈をしてきた。
「えっと、吉住栞菜さん……でしたよね。空手に興味があるんですか?」
「まぁ、そう……ですね。高校でフルコンタクト空手はかなり珍しいなと思いまして」
お、フルコンタクトを知ってるのか。
もしかして以前……いや、今も空手を習ってたのだろうか? だとしたら……俺の代わりに遊馬の相手を務めてくれると嬉しいんだけどなぁ。
すると、吉住さんが急に頭を下げた。
「あのっ……朝はすみませんでした」
「朝って……ああ、これのことですか? 大丈夫ですから気にしないでください」
手をひらひらと振って大丈夫なことをアピールする。実際のところ特に痛みも残っていない、この話は流すことにしよう。
「部活はどうするつもりなんですか?」
「まだ悩んでいます。えっと、よ、夜……がわ……」
「夜河 帳です。気安く帳って呼んでもらっていいですよー」
「ん、じゃあ帳さんって呼びますね。私、同年代の人とあまり話したことがないので慣れてないんです。あ、私の呼び方は何でも構いませんよ」
「じゃあ栞菜さんって呼びますね」
そう言うと、栞菜さんは一度頷くとコホン、と軽く咳払いをした。
「そう言えば、帳さんに周りの人たちへ広めてほしいことが一つあるんです。お願いしていいですか?」
「え? まぁ、内容次第ですけど」
それを聞いた栞菜さんは真剣な表情になり、誰が聞いても不可解なことを話し始めた。
「私……他の子とは違って少し、いえ、かなり異質なんです。なので、自分から友達を作ろうとしたことは今までに一度もありません。この異質さゆえに……友達を傷つけてしまいますから」
いまいち栞菜さんが言っていることの意味が読み取れない。なんのつもりで話してるんだろうかも分からず、俺の頭の中に『?』マークが大量に発生した。
「それは、どういう……?」
「少なくとも、マトモな人間でも普通の人間でもありません、と言うことだけ分かってくれればいいですよ」
「普通の人間じゃない………?」
栞菜さんはコクリと頷く。そして、分かっているとばかりに後ろの体育館の隅っこを睨みつけた。
「はい。赤崎さん、そこにいますね? 出てきてください。大方察しはつきますけど、私が気になるから後を尾けてきたのでしょう? あ、ガセネタ広めるつもりでいるなら、その頭を粉々に吹っ飛ばしますからね?」
「頭吹っ飛ばすとか怖いこと言わないで!! ちゃんと出ていくからさ!」
「お前、覗いてたのか……」
栞菜さんからの聞いてても震えるくらいの脅迫にちょっと泣きそうな顔をした夕子が、窓から見える植え込みの陰から現れる。手にはしっかりメモ帳とシャーペンを持っていたので、おそらく校内新聞の記事のネタを探していたのだろう。まさしくスピーカーだな。
「赤崎さんがいるなら、ちょうど良かったです。『帳さんって呼びますね』の辺りからいたのなら話は全て聞いてますよね?」
「なんで知ってるの……たしかにそんな声が聞こえたから来たんだけども」
「なら話は早いですね。赤崎さん、それに帳さんも。噂でいいので私がさっき話したことを広めてもらえませんか?」
「それは、どのあたりから?」
「うーん……『私の異質さゆえに友達を傷つけてしまう』の部分を中心に広めてください。できればちょっと不気味なエピソードをつけて欲しいです。あ、そのエピソードはご自由に考えていただいて構いませんよ」
「……え、脅しといてそれだけ?」
「それだけですよ?」
え、おかしいとこありました? とでも言いたげな栞菜さんに、俺は率直に疑問をぶつけた。
「栞菜さん。なんで、わざわざそんなことを広めたいんですか? 自分から人を遠ざけたいんですか?」
「それは……」
言葉を詰まらせ、下を向いて黙り込む栞菜さんに俺はさらに質問をぶつける。
「過去に何かあったんですか? それとも……今、」
「ごめんなさい」
こちらに向けて手を開いて質問を遮り、栞菜さんは続ける。
「今は………………言えません」
申し訳なさそうな顔でそう言った栞菜さんに、俺と夕子は何も言うことができなかった。誰だって言いたくない事の一つや二つはある。俺だって……………。
「あと、もう一つ言っておかないといけませんね」
「……もう一つ?」
栞菜さんはコクリと頷くと………右手で銃の形を作り俺の額にその人差し指を銃口のようにそっと当ててきた。
「学校以外で、私に関わると……命に関わりますよ?」
栞菜さんは俺達に向かってそう言い放ち、ゆっくりと歩き去っていった。俺も夕子もその言葉と、動作に一瞬だけ殺意のような何かを感じたせいで幾ばくの間、動けそうになかった。
_____________________
という事で、最後の作品はリンゴンさんの『その転校生、殺し屋ですよ―――』でした!
書いてるジャンルが少し似通った部分があり、楽しく書けましたね! 書き方も似ているのでそんなに修正はしたつもりはないですが、少しオリジナルの部分は加えてみました。
よければ、ぜひ見てみてください!
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