第七話 彼女の企み
○
「倉庫には何が入っているんです?」
倉庫には昔使っていた天体観測用の道具が置かれていた。天体望遠鏡はもちろんのこと、
「結構たくさんありますね」
確かに、今でこそ
「結構重いんですね……」
「それは大体一キロくらいの重いやつ。軽いヤツなら
「おーおー、見える見える」
「
「わざわざウンチクありがとうございます」
すいません、どうも。
○
これからどんなことをするのかと
「すーすー」
しまいには、そんな
本当に
しかし、よくもまあ、気が知れない男と同じ
「…………」
そして
そんな
まあ、
そう思いながらウトウトとしていると、いつの間にか
○
「
耳元でそう
「え?」
目の前に
「なんです、その反応は?」
「いや、ごめん。なんかびっくりしちゃって」
「失礼な人ですね」
「
「そうです。もう、外は真っ暗ですよ」
「今、何時なの?」
「夜の八時ですね」
「そんなに?」
まさか、そんなにぐっすり
「何をしてるんです?」
荷物をリュックに
「え?
そういうと、
「いいえ、
「……え?」
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