Chain Bride−愛なき結婚−
卯月みお
交際編
Episode1 告白
ガラス瓶の中に想いを詰め込んだ、幼い頃の私。瓶の中身は誰にもバレないように隠し通してきたつもりだった。
けど、バレちゃってた。それも、小さい頃から大好きだった幼なじみに────
「え? 今なんて?」
1学期の終業式の帰り道。幼なじみの
「だから、今言ったとおりだよ。
「ねぇ、護は私でいいの?」
「当たり前だろ!」
「……嬉しい! ありがとう!!」
私は護に抱きついた。
「ちょっ、幸奈! あんまくっつくな! 恥ずかしいだろ!!」
「え〜、別にいいじゃん。付き合ってるんだから。護ってさ、見た目は派手で地毛も金髪なのにピュアだよね〜」
「あっ、それ気にしてるんだぞ!!」
からかったら、反撃を食らった。
「冗談だって。じゃ、明日の夏祭り、7時に神社の前で待ってるから!」
「おぅ! また明日な!」
そう言って、私たちは家路についた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます