青春の群像(第4部)10 野心の強い男でクデターでも起こしかねない、油断のなならない男です、父には気をつけるよう言っているのですが、取り入り方が上手いのです、イスラム過激とも繋が


青春の群像(第4部)10


野心の強い男でクデターでも起こしかねない、油断のなならない男です、父には気をつけるよう言っているのですが、取り入り方が上手いのです、イスラム過激とも繋がっているようです、

気をつけて下さいと言うので、ありがとう、レイアさんは思いを寄せている人はと聞くと、第二師団の大隊長をやっている少佐なんですが、アッサンに遠慮しているのです、アッサンは、

少将ですからと言ったのです、


曲が終り席に戻るレイアが乾杯おと言うので、シャンパンで乾杯したのです、英語が上手だねと言うと、イギリスに二年程留学していたのと言うのでなるほどと言うと、あの綺麗なレデイ、

はと聞くので、外務省の同僚で僕の婚約者なんですよと言うと、そうなの、英語も流暢な方ね、ご夫人達にはなれないアラビア語で苦戦していたわ、でも私の母は英語が出来るので安心し、

たみたいよと笑ったのです、


美樹はダンスに誘われてさかんに踊っています、アッサンが傍に来て、レイアにダンスを申し込むと、疲れているのでと断るのでムッとした顔をして、真一にアラビア語で何かを言うの、

で、英語で申し訳にないアラビア語は話せないと言うと、私が通訳するわと英語に翻訳したのです、日本のサムライと言う事だが、剣で勝負してくれないかと言っているわ、やめたほうが、

いいですよとレイアが言うので、


ここで下がればしつこく貴方を誘うでしょう、私が勝てば二度と貴方に近付かないと約束するかと言うと、分かったと言つたのです、レイアに剣には自信がありますと言って懲らしめてや、

りますよと言うと、剣を渡そうとするので、いらないと言ってベルトに挟んだ警棒を出して、伸ばすと、バカにしているのかと言うので、これで十分だよと言うと、ダンスを踊っていると、

ころに行き、これから日本のサムライと勝負すると言うと、


音楽がやみ皆が下がったのです、真一も真ん中にでると、アッサンが剣を抜き構えたので、真一は一礼して警棒を中段に構えたのです、動きを見ると大した腕ではあリません、間合いを詰、

めて、アッサンが剣を上段に振りかぶろうとした時、真一が踏み込み剣を跳ね上げて右手をピシーと打つと剣が天井に向かって飛んで行き、真っ直ぐに落ちてきて、アッサンの足元に突き、

刺さったのです、


右手が痺れてつかめないので左手でつかみ、やみくもに切り付けてきたので、その左手もピシーと打ち、ついでにふくらはぎを打つと前につんのめったのです、アッサンの剣を握り上段に、

構えて、えいっと振り下ろすと皆が目を瞑ったのです、剣はアッサンの首筋でピタッと止めると、アッサンは気を失ったのです、後ろからカツを入れて、真剣勝負なら首が落ちていた、

ところだと言うと、


まいったと言うので、手をとりたちあがらせて剣を返すと鞘に治めて、これがサムライの腕かとてもわたしでは勝てないなと言うと、皆が拍手をしたのです、アッサンは席を離れてレイア、

がすご~い、本物のサムライですねとグラスを上に上げたのです、大統領にあやまろうと傍に行き、座興がすぎましたようで申し訳ありませんと言うと、本物のサムライの腕を見せて貰い、

ました、


素晴らしい腕です、アッサンなんかがかなうはずはありませんよと言うと、レイアがこれで私に付きまとわないわと言うと、その為の勝負だったのと聞くので、レイアがそうなのと言うと、

アッサンも嫌われたもんだとシャンパンを大統領は飲み干したのです、真一がお嬢さんは第二師団の少佐に思いをよせているそうですと言うと、何だれだと言うので、レイアに今の内に連、

れてきなさいと真一が言うと、


ハイとレイアは返事して少佐の元に行き連れて来たのです、少佐が敬礼してシンと言います、お見事な腕でしたと言ったのです、大統領が娘が少佐を気にいっているようだ、一度食事に来、

なさいと言うと、おそれ入ります大統領閣下と敬礼してレイアを連れて元の位置にもどったのです、色々な気つかい痛み入る、これはアラビアの小刀だ友情のしるしにと言うので、おそれ、

入りますと受け取り、


胸のポケットからセンスを取り出して拡げて見せると、金閣寺の庭園が描いてふります、大統領にわたすと、これは素晴らしい何よりの土産物だと喜んだのです、それでは奥方様の所にと、

言って傍を離れ、大統領夫人の所へ行くと、皆が拍手して向かえて、夫人が剣を振り下ろしたときには、アッサンの首が飛んだと思いましたよと言うとので、すみません、座興がすぎまし、

たと言うと、


いいのです、大統領の信頼が厚いことにかこつけて、尊大な振るまい、少しはクスリになったでしょうと笑ったのです、美樹さんに貴方の事を聞いていたんですよ、本当のサムライですね、

と言うので、少し剣が強いだけですよ、いつも美樹には怒られていますと言うと、殿方は女には勝てないのですよと夫人が言うと、皆が笑ったのです、何も食べてないだろうと美樹に言っ、

て席に戻り、


少し食べたほうがいいよと言って、真一も料理を美味い、美味いと食べると、食べているのは真一だけだよと言うので、いいでは、ないか後は大使達に任せておけばと言うとと、そうねと、

言って、美樹も美味しいねと食べ始めたのです、暫く経つと大使がそろそろ終わりですと言うので、壇上に行き補佐官が晩餐会の終幕を告げたので、表に出ると大統領夫妻が見送ったの、

でお礼を言って車に乗り込んだのです、


大使館に行くと大使がお疲れ様でした、総ての日程は終わりです、後は山田がご案内しますと言うので、それでは、明日はイスラエルに行きますと言うと、迎えにいきますと言うので、

お願いしますと頼んで、車に乗り繁華街に向かったのです、一件のクラブに入りワインで乾杯したのです、ここは、アラビアの踊りを見ながら飲めるばしょです、明日は午前中は、

ピラミッド等の遺跡を見て、


午後3時の便でテルアビブ出発して下さいと言うので、多分アッサンが必ず襲ってくるだろう、何と言っても大勢の前で恥をかかされたのだからなあと言うと、そんな事すれば国際問題、

になりますよと山田が言うので、頭に血が登っているので後先考えないのさ、危険なので山田さんはカイロで待っていて、我々はタクシーでピラミドと王家の谷に行ってくると言うと、


バスには兵士が警護していますが、タクシーは無防備ですと言うので、我々は武装しているプロだ心配ないよと言って、多分アッサンは近くで見ているだろう、捕まえれば軍から更迭、

されるよ、あんな危ない奴がいるとエジプトの為にならないと言ったのです、貴方は一体と言うので、警視庁の警視でもあるんだよと言うと、それであんなに武術にたけているんです、

ねと言ったのです、


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