青春の群像(第4部)2 美樹がお金の力は凄いねと言うので、あの規模では半年の利益に匹敵するだろう、何でも言う事を聞いてくれるよと言うと、外務省では経費で落ちないわねと言うので、


青春の群像(第4部)2


美樹がお金の力は凄いねと言うので、あの規模では半年の利益に匹敵するだろう、何でも言う事を聞いてくれるよと言うと、外務省では経費で落ちないわねと言うので、ジョージから、

貰った金だからいいのさと言うと、なるほど良い金の使い道と言うわけだと笑ったのです、エジプトに行く事になるかもしれんが何語なのと聞くと、アラブ語だよと言うので、美樹は、

喋れるのと聞くと、


大体は通じると思うは、現地の大使館には通訳がいるわよと言うので、そうかそれなら安心だと言って外務省に戻り、山上がソロソロ昼ですが、食事はと言うので食堂はときくと、地下、

にありますと言うので、そこに行こう、午後からは作戦会議だと言って、連れ立って食堂に行ったのです、ほう、安いなと言ってサバ味噌定食を頼み、席にもっていっていただきますと、

箸をつけて、


中々美味いよと言うと、美樹はパスタを食べてこれも美味しいと言うと、山上が中々いけるでしょうと笑ったのです、2人は知り合いなんですかと山上が聞くので、幼馴染だよと言うと、

そうなんですか、美樹ちゃんのお爺さんは外務省では有名な人なんですよと言ったのです、食事が終り、コーヒーを飲んで一服していると、逸見が傍に来てどうですかと聞くので、侵攻、

は近いですね、


イスラエルにバーレーン当たりのホルムズ海峡を封鎖されると厄介です、イスラエルはF15戦闘機を多数保持しています、アラブ諸国の空軍力は大した事はありません、日本の石油はどの、

位備蓄があるんですかと聞くと、もって3ケ月だよ、政府は備蓄基地を増やそうと計画しているが建設は進んでいないと言うので、まあ、1週間でかたはつくと思いますが、国民がパニック、

になり、


買いだめに走ると大変です、今は燃料だけでなく、色んな物を石油から作っていますからねと言うと、何とか不安を解消する手はないのと逸見が言うので、日本のタンカー10隻が侵攻前に、

ホルムズ海峡を無事通過して日本に向かっている、全部で50万トンあるので当分困らないと政府が発表すれば、そんな大きなパニックにはなりません、買いだめに走るのが食料品以外なら、

そんなに影響はうけませんよと言うと、


しかしパニックになると一番先に食料を買いだめするんではと言うので、違うもの、そうだトイレットペーパーがなくなるとデマを流せば、みんなトイレットペーパーを買いだめするので、

食料品には目がいきませんと言うと、しかし、政府がデマを流すのはと言うので、マスコミに現在はトイレットペーパーは総て石油で作られているが、石油が不足すると燃料に割り当てる、

ために、


トイレットペーパー等の生産には回せないので、極端に不足するおそれがあるとリークさせればいいんですよと言うと、誰にと聞くので、評論家ですよ私が何とかしますと言うと、引き受、

けるかねと言うので、売れない評論家は金をつかませれば絶対やりますよ、うそか本当かと言うと、石油から作られているのは本当で、燃料に割り当てるのは嘘です、喉元すぎればデマも、

問題になりませんと言い、


デマを流しても現代の法律では取り締まれません、そんな事はマスコミもとりあげませんよと言うと、なるほどと逸見が笑ったのです、それでは作戦会議と行こうかと部屋に戻ったのです、

山上にイスラエルとエジプトの地図を出して、コピーさせ、ジョージが渡した写真の場所を書き込んでいったのです、この砂漠が約200Kだから戦車で侵攻するとして燃料は50Kしか持たな、

いので4日かかる事になる、


50Kごとに補給基地を作るだろう、100K侵攻するまではほうっておいて、100K地点にきたらまずこの砂漠の入口の補給基地を叩いて、次ぎに50K地点の基地をたたけば、身動きできなくなる、

な、イスラエルはエジプトの空軍を舐めているので、100K侵攻するまでほうっておけば戦車の護衛には回さないな、うごかなくなった戦車は鉄クズと同じだ、補給基地には食料、水もある、

はずだから、


これが壊滅すれば撤退して体制をととのえなければならないが、戦車は放置せざるをえない、簡単に破壊できるはずだ、それと同時にパレスチナ人が騒げば戦闘機はそちらに向けようと、

するだろう、二日足止めすれば、ソ連と米国が停戦の斡旋をするはずだと言うと、山上がまるでエジプト軍の司令官みたいですねと言うので、この地図と写真を見て、米国とソ連の意向、

をエジプトに伝えれば、


必ず言う事を聞くよと言って、米国は承知しているので後はソ連だな、山上さんソ連大使館とエジプト大使館にアポを取ってと頼んだのです、ソ連大使館に行きKGBの責任者に面会を求め、

ると、会議室に通されて、一人の男がKGBのイワノフだと言うので外務省補佐官の村上と椎名ですと挨拶すると、席を勧めるので座ると、ご用件はと言うので、地図と偵察写真を取りだし、

て、


イスラエルの侵攻を説明して、その補給線を叩いて100Kで前進を止めるので、ソ連はイスラエルに侵攻を止めるように圧力をかけるように言うと、イスラエルは米国の同盟国だソ連の言う、

事はききませんよと言うので、この事は米国は承知しています、ソ連はアラブ諸国への影響力を高めるチヤンスでしょう、もし、ソ連が承知しないなら、米国だけがやる事になりアラブ、

諸国への米国の影響力が増します、


それはソ連にとってまずい事でしょうと言うと、なぜ日本がと言うので、日本としてはソ連と米国の軍事バランスが崩れてはマズイのです、力が均等であれば平和は保てるのです、たしかに、

米国とは同盟関係にありますが、米国の力だけが大きくなる事は日本の国益に反します、前回の北の衛星のレンズ強奪は成功してソ連に1個レンズがわたり、衛星の精度が上がったでしょう、


北のミッションが成功したとはKGBは思っていないでしょう、成功していれば多くのレンズが手に入っているはずですと言うと、村上補佐官は噂通りの人ですね、あれはソ連と米国の軍事、

バランスを保つ為に貴方がやった事だとわかっています、さらに今回のウラジでもしてやられましたね、50万ドルのプレゼントとは気前の良い事ですね、とても日本の外務省の補佐官が、

やったとは思えませんと笑い、


どうやら申し出を受けるしかないようですな、本国に言ってイスラエルに停戦勧告をしましょう、但しイスラエルがカイロまで侵攻したらソ連は、アラブの味方して介入しますよと言った、

のです、更迭されたKGBのメンバーは過激な者達です、貴方のお陰で排除できましたと笑ったのです、しかし、ソ連と米国を手玉に取るとは恐れ入りましたと握手をしたのです、その写真は、

中々良くとれていますねと言ったのです、


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