四章 振り返る日常
四章 補足説明一覧
『登場人物一覧』
マリー・アントワネット……本名はマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ(一七七五年~一七九三年)。
当時のフランス国王ルイ一六世と政略結婚するものの個性が強すぎたため、政権内での評判もあまり良くなかった。そして後に発生するフランス革命に巻き込まれ、バスティーユ監獄でギロチン公開処刑される。
『用語補足説明』
フランス革命……フランス国内で勃発した暴動。当時は聖職者→貴族→平民という順位付けによる身分差別があった。聖職者と貴族は税金免除という特権制度に強い不満を持ったフランス市民の怒りが爆発し、国内を巻き込む戦争にまで発展する。
なおフランス革命が勃発した時代の背景として、ルイ一六世とマリー・アントワネットらによる浪費が関係している。
『場所説明』
グリーンレイク……ワシントン州シアトル北部にある、緑豊かな公園。一周が四㎞以上もあり、ウォーキングや日光浴などを楽しめる。
また近くに湖やレストランなどもあるため、カヌーやランチ・ディナーなどを楽しむことも可能。家族連れやカップルはもちろんのこと、一人での利用者も多い。
パリ……フランス北部のイル=ド=フランス地域圏にある首都。フランス最大規模の都市で、ロンドン・東京などと並ぶ世界トップレベルの世界都市。
通常はカタカナ表記が多いが、「巴里」と漢字で書くこともある。
リヨン駅……フランスの巨大ターミナル駅の一つで、パリへ観光に行く際に多くの人が利用する。地上駅としても地下駅として利用出来る駅で、多くの路線やホームが通っている。
なお本作では、エリノアとトーマスたちが初めて出会った場所として登場。
エッフェル塔……フランスを象徴する観光名所の一つで、パリを代表するシンボルでもある。一八八九年に完成したとされる建物で、総工費は約六五〇万フラン(日本円で約七二〇万円)。
セーヌ川……フランスを流れる川の一つで、全長七八〇㎞ある。水源の標高が四七一mもあり、パリ中心部を繋ぐ架け橋の役割もある。
パリの観光名所としても有名で、フランス映画でも度々登場する。
コンコルド広場……フランスのパリにある大広場の一つで、オベリスクや噴水などの名所がある。周辺には凱旋門や美術館などが多数あり、観光旅行で利用することが多い。
なお一八世紀中盤ごろに、マリー・アントワネットがギロチン処刑された場所でもある。
凱旋門……シャンゼリゼ通りの西側に位置する建築物の一つで、ナポレオン・ポナパルトの命で一八三六年に完成した。元々は戦勝記念碑として建てられたため、「戦勝のアーチ」とも呼ばれている。
また凱旋門を空から見上げると、シャンゼリゼ通りを始めとする十二本の通りが放射線状に並んで見える。そのことから「星の広場」と呼ばれることもある。正式名称はエトワール凱旋門。
シャンゼリゼ通り……フランスのパリ北西部にある大通りで、パリで最も美しい通りとして知られている。約三㎞ほどのマロニエの並木道が並んでおり、コンコルド広場・エトワール凱旋門などへ続いている。
オベリスク……ピラミッド状の四角錐を描いた、巨大な石柱。重量は数百トンにも及び、記念碑として建てられている。
現代に現存そるオベリスクの数は、約三十本ほど。
アーチ……家や橋やトンネルなどの入り口上部が、半円型になっている構造物。主に欧米で多く見られる建築技術の一つ。
マロニエ……トチノキ科の落葉高木。日本ではトチノキという名称で呼ばれており、フランス語だとマロニエとなる。
『日本とフランスの違い』
一 フランスの教育制度の特徴として、義務教育前の就学前教育という制度がある。日本で言うところの幼稚園に該当する制度で、教育期間は三年から四年。
そしてフランスの義務教育期間は原則六歳から一六歳と法律で定められており、小学校から落第や留年などがある。
また日本では小学六年生まであるのに対し、フランスでは小学五年生まで。日本の小学六年生がフランスでは中学一年生に該当する。なのでフランスでは小学一年生から五年生・中学一年生から中学四年生と、日本とは教育制度が異なる。
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