色の無い花に囲まれて
少年のまま
大人になることにする
死ぬ
誰も運命には逆らえない
最初から教えておいてくれれば良かったのに
希望なんて何処にも無いということを
枯れてゆく向日葵
首をだらりと垂れて
わたしには視界に映っている何もかもが崩壊しかけているように見えた
教えてくれよ
今日は一体、何曜日なんだ?
知りたいことはそれではなかったが
敵を欺くことが最優先事項なのだ
敵はきっと思うだろう
こいつは何曜日かが気になって仕方がないのだと
まだ大丈夫だろうと
隠し持っている刃物に気付かれずに
そっと距離を縮めるだろう
そしてある日、簡単に死ねるだろう
もう地球は回らなくても良いのだと許可を下しながら
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