輝く季節


何もかもが

楽しかった

そんな季節が

あった

そんな気がした

実際には無かったのかもしれないが

過ぎ去って

輝くものもあるのだ

そんな季節を忘れることが出来たなら

半強制的に幸せってやつになれるだろう

けれど

わたしはきっと往生際が悪いのさ

何もかもが

輝いていた

そんな季節なんて

ほんの一瞬だったのに

まるで永遠みたいに思い違いして

けして掌に収まらなかったものを

取り戻そうと

そんなことは不可能なことなのに

わたしは終わってる

それに気付かないふりをして生きていくしかない

でもみんなそうなんだろ?

へらへら笑えよ

そして何もかも放り投げてしまえよ


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