近未来
大統領が狂った
だからミサイルで月を破壊した
「あんなもん要らん!」
説明はそんな風に簡素だった
民衆は粉砕された球体を嘆いた
無くなってから気付くのだ
頭が悪すぎるのが人類の特徴だ
月面バーガーが作られた
おれもそれを頬張った
「バニラシェイクも、くれ」
だがバニラシェイクに使うミルクを乳牛が出さなくなってしまった
予想も出来なかったような副作用が起こり始めた
また大統領が狂った
「スカイダイビングをさせろ!」
こうして乳牛スカイダイビングが始まった
何もかもうまくいく予感がしていた
乳牛が足をじたばたとさせた
多分、死ぬと思ったのだろう
パラシュートの紐を引っ張れずにそのまま地面へと叩き付けられて激しくお亡くなりになられた
四方に飛び散ったのだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます