対処
このまま
姿勢正しくしていれば
あと数分もしないうちに
わたしの中の何かが
壊れてしまうだろう
そしてもう二度と
笑うことも
出来なくなるのだろう
だからわたしは
そろそろ狂わなくては
これ以上、手遅れになってしまわぬように
ある晴れた日に
わたしは突然、狂ってしまったように見えるだろう
けれど怯える必要なんて無い
わたしはまだわたしであり続けるために
狂い始めるのだ
手を突っ込み
そこから猿の干し肉を取り出して笑顔で食いちぎるのだ
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