ガン


ガン宣告をされました

わたしは医者をねじり殺しました

まだまだ元気だとアピールをしました

「余命、三か月です」

それが医者の最後の言葉となりました

ぐっぐうる

真っ赤に鬱血した顔でそのようなことを呻きました

「どうにかなりませんか?」

だがもう医者は何も言いませんでした

死にました

やって来た看護師が言いました

「殺人事件が勃発したというの、この病院で?」

そうです

だがわたしは思いました

(一体、こいつは誰に説明しているのだろう?)

まあいい

さあ、くよくよなんてしていられないぞ

残された時間を精一杯、生きるために立ち上がりました

太陽も頑張れと応援してくれています


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