輝かしい朝
朝
少年は
目覚めると
窓をいっぱいに開けた
入り込んでくる
風を
身体全体で感じ
光の差し込んでくる角度に
目を細めた
これから
一階へと降りて
両親におはようのキスをする
そしてパンを食べて
靴を履いて
友達のいる学校へと向かうのだ
そのことを思うと
少年は
神様に感謝したくなるほど幸せな気持ちになるのだった
けれど
何故だろう?
目の前には
輝かしい未来があって
それなのに
少年は
今日というこの日が
幸せの絶頂であることを知ってしまおうとしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます