第170話 ダンジョン亭深太郎 ②
ディ、ディディ、でぃっでぃっでぃでぃ~!
どうもー! ダンジョン亭深太郎です!
前回に続き、うどん県こと香川、香川県ことうどん県こと香川県ことことこと……(もうええわ!w)
にやってきております!
ヤバい、ふざけすぎて怒られちゃう。
前回も深太郎があまりにふざけちゃうので、読者の方からお叱りを受けました。(T_T)ぴえん
ですので、今回は真剣にレポートして行きたいと思っております!!
まず、外観からですね。
基本的に民家です。(おい!)😙
いやいや、良い意味で日常が先に来るっていうのはアリです。
なんせ僕らは、これから非日常を楽しみに行くわけですからね。
うん、全然良いと思います。
大きめの駐車場のような空き地があります。
もちろん舗装はされてなくて、土です、これはポイント高いです。
というのも、土って意外に匂うんですよ。
もうこれ、無意識っていうか、潜在意識レベルで感じ取っちゃってますから。
要は、都会の人や街中にお住まいの方って、なかなか自然に触れる機会が無いと思うんですよ。
そこで普段嗅がない土の匂いを感じることによって、いわばこの駐車場は、前菜的な役割を果たしているわけです。
田舎とはいえ、かなり大きな平屋建ての一軒家があります。
恐らく壇さんのご実家でしょうかね。
肝心のダンジョンはと言うと、駐車場の奥に裏山に続く広めの獣道があります。
ここから進むんですね。
うん、ゴミは落ちてないです。(ポイント高)
文明的なゴミを見ちゃうと一気に冷めますからねぇ、その辺は気を遣ってらっしゃるのかな?
緩やかな坂になってますが、それほどしんどくないです。
お! 見えてきましたね。
はぁー、まあまあの外観ですね。
オールドな洞窟タイプですが、自作の簾なんかも付いていてカウンターに立つお客さんの目線を隠してますね。
「いらっしゃいませ!」
元気は良いようです。(基本中の基本ですが)
ここで深太郎が驚いたポイントが一つ。
なんと、都会でも中々導入されていないタブレット型デバイスを使ってます!
さすがボンボンw いや、失礼しました(笑)
どういうコネで手に入れたんでしょうか……。
同時にガッカリポイントもありました。
店主さん、深太郎を見ても名刺を出さなかったんですよね……。
(まあ、深太郎に気づけるのは中規模ダンジョンクラスの経営者じゃないと難しいかもなんで、ここはスルーで)
装備を用意してもらっている間に、店内をくまなくチェックします。
棚にあるダンジョロイドが相当レアものです……金に物を言わせたのかも知れませんが、思わず二度見しちゃいました。(シーサーなんてグッドダンジョン賞の関係者しか配られてないやつですよ⁉)
あと、変わったものが多いです。
個人経営にありがちなんですが、特色を出そうとしてサイドを増やす傾向があります。
ここも例外なく、そのタイプのようです。
「この石けんはなんですか?」
「あ、これは使って頂くとモンスが寄ってきますので、DP稼ぎや狙いのアイテムがある時、パーティーで楽しみたい時なんかに最適ですよ」
「へぇ……中々独創的ですね」
「ありがとうございます!」
ちらっと見ると、手作りの武器も置いてあります。
まあ、さすがに素人作成の武器は使う気になれませんが、自分で作りたいってニーズもありますからね。そういう人向けには良いと思います(苦笑)
「染め物?」
「そうなんですよ、武器とか防具とか好きな色に染められますよ」
「これは面白いですね」
「ありがとうございます!」
色見本もありました。
この店主、意外と考えているのかも知れませんね。
うん、ここで深太郎的に評価ランクをBに上げました。
初見さん用にご説明しますと、
S……最高😍
A……満足😘
B……普通😗
C……未熟😢
D……最悪😱
の五段階にわかれていまして、Sは未だかつて付けたことがないです。(そんなダンジョンに出会ってみたい!)
さて、装備も受け取り、いよいよダンジョンへと思った矢先!
おいおいおいおい!!!!
とんでもない事実が発覚しました!
このダンジョン……『
えっとですね、わからない方も多いと思うのでご説明しますね。
まず、『
それに対抗する形で突如現れた新星が、ダンジョン・マニファクチャリング・ジャパン株式会社というベンチャーでして、なんとここのシステム開発担当はあの、『九十九』さんです。
え? いやいや、嘘じゃないですよ?
そう、あの『九十九』さん、いやいや、こんな仕事請けるんだって思いましたもんw
とまあ、とにかくヤバい、業界でも話題になってたシステムが、まさか香川の……(いや、失礼)ダンジョンに導入されているとは……これは早速、仲間内に情報共有させてもらいました。(深太郎のオンラインサロンに入会していただくとこのような熱い情報が飛び交っておりますw)
「これ……次世代ARですよね?」
「わかってくれました⁉ うわー、嬉しいです! えっとウチは基本のテンプレートだけ用意して、お客さんの方で色々カスタマイズできるようにしています、ここがダンクロのオネイロスと違うところでして……」
「ほぅ……じゃあ、このRPG風でお願いします」
「かしこまりました!」
その後、店主から一通りレクチャーを受けて、いざダンジョンへ。
が、一つ気になったのは、平日なのに客が多く途中で何度か待たされたこと。
深太郎を知っている経営者なら、顔パス状態になるんですけどね……とほほ。😢
今後の期待も含めて、評価はC++と僅かに落とさせていただきました♪
果たして、店主はチャンスを掴めるのでしょうか……😉
さて、次回はいよいよ実戦です!
以上、ダンジョン亭深太郎でした~
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