第62話 弾け飛べ
「さてと、なんかうっかり口走っちまったが、あんなのどうでもいいぜ。ったく、俺もバカだね」
俺は苦笑した。
「馬鹿野郎、なにがバールのようなものだよ。いっそそっちにしとけよ!!」
ミーシャが俺の背を撫でた。
「馬鹿野郎、俺がそんなもん持てるわけねぇだろ。この手で出来るのは、せいぜい猫パンチくらいだぞ。どうすんだよ、そんなもんでよ。やるだけ無駄だぜ」
ミーナがため息を吐いた。
「だからって……まあいいや。ほんとに、なに考えてるんだか。まあ、分かる気はしますけどね。私だったら容赦なく、なんかの方法でぶちのめしますが、それが出来ないのがタンナケットですか」
「そういうの嫌いなの。いいじゃねぇか、そのお陰でここにいるって思えばよ。ぶちのめしたって、なんも楽しくないぜ」
「しっかし、このちっこいの。なんかどうしょうもなく可愛くなってきたぞ。ムカついて、迷宮のどっかに捨ててこなくてよかったぜ。最低野郎になるところだったぞ!!」
ミーシャが笑った。
「惜しかったですね。みつけたら、私が拾ったのに。まあ、こんな迷宮なんかに連れていきませんけどね。どっか安全なところで、魔法でも教わりますよ」
ミーナが苦笑した。
「馬鹿野郎、腐っちまうぞ。うっかり、暴れちまうぜ」
俺は笑った。
「まあ、もう飼い主は懲り懲りだぜ。このご立派な首輪もはずしてもらいたいもんだがね。どこにもいけねぇってのに、いい加減ボロくなったやつを寄ってたかってわざわざ新品に換えやがってよ。困っちまったぜ」
俺は苦笑した。
ミーシャが笑った。
「それ、実はこっそり私が作ったものとすり替えてあるんだぞ。手癖が悪いから、そういうのは得意だぜ!!」
ミーシャが笑った。
「馬鹿野郎、そういうことするな。抜け目がねぇ野郎だな。それがお前の意思か」
「まあ、なにもないよりいいだろ。自分じゃ猫缶も開けられねぇ野郎を、野良猫なんかにできるかよ。最初からそのつもりだ!!」
「あれ、もうやってたんですか。また後手に回りましたね。惜しかったな」
ミーナが笑った。
「まあ、勝手にやってろ。物好きな野郎だぜ、そんな簡単な事じゃねぇぞ」
「馬鹿野郎、私が簡単に手に入るものに興味あるわけないだろ!!」
ミーシャが小さく笑った。
「ああ、なんなら共同にしませんか。魔法教わりたいし!!」
ミーナが笑った。
「おお、そりゃいい。こいつ寂しがりだから多い方が喜ぶぞ!!」
「お前なぁ、わけ分からねぇよ。俺はどっちに抱っこされりゃいいんだよ」
思わず苦笑して二人をみた。
「ああ、勝手にやります。ねっ?」
「自分でいったんだからな。勝手にやるぞ!!」
ミーナとミーシャが笑った。
「ったく……ミーナ、魔法魔法ってお前もなんか馬鹿野郎っぽいがよ。この前やったの触りだけだぞ。簡単じゃねぇんだからな。なっ、カレン?」
「……うげっ、いきなりきた」
カレンが顔を引きつらせた。
「自分でいったんだぞ。いっておくが、資質はあるぞ。その魔力なら、まあミーナくらいにはなれるな。刀でバリバリ斬り飛ばしながら、攻撃魔法でドカンだぜ。こんなのいねぇぞ。笑っちまって戦闘にならねぇよ」
「えっ、そんなに!?」
ミーナが目を見開いた。
「俺の目に狂いはねぇ。魔法に関してはな。まあ、回復は全然ダメだな。魔力の性質が思い切り攻撃寄りに偏ってるぜ。こんなのみた事ねぇよ。完全に破壊野郎だな」
「……わ、私って」
カレンの表情がさらに引きつった。
「おっかねぇな。こんな大人しいのによ。その気があるなら真面目にやるぞ。ミーナもな。あんなヤケクソでブチ込んだりしねぇよ。あれじゃ、意味がねぇ」
「な、なにするの。死ぬかと思ったぞ!!」
ミーナが鼻ピンをした。
「なに、ついに弟子を取る気になっちゃったの。珍しいね、あんなに嫌がってたのに!!」
ミーシャが笑った。
「まあ、吐き出しちまったらなんか気が変わったぜ。俺もそういうのやりたくなっちまった。楽しそうだからよ」
俺は笑った。
「おいおい、うっかり飛び火したぞ。カレン、どうする?」
「……私を破壊野郎に育ててどうするんですか。ぶっ壊しまくりますよ?」
カレンが笑った。
「そういう事をさせないようにやるの。大変なんだぜ、あれば使いたくなるからな。まあ、ぶっ壊しまくるのも悪くねぇな。これも、ロマンだぜ」
俺は息を吐いた。
「よし、なんか気合い入ったぜ。なんかやってねぇとな」
「お前はそういうヤツだ。面倒な猫だぜ!!」
ミーシャが笑った。
「まあ、そういうこった。俺は回復系は全くダメだからよ、ミーナはナターシャに徹底的に仕込んでもらえ。使わなきゃもったいねぇ。カレンは任せろ、ぶっ壊すのは得意だぜ」
俺はカレンをみた。
「……うわ、マジだ。しかも、もう断れない感じだ」
カレンが苦笑した。
「……私の本領はあくまでも刀です。魔法はオマケですよ」
「いいじゃねぇの、それで。どう使うかは自由だぜ。ただし、自分をぶっ壊す事だけは絶対にするな。いいな?」
「……やるわけないでしょ。その辺のミーシャとか壊しておきます」
カレンが笑った。
「馬鹿野郎、お前にぶっ壊されるほどヤワじゃねぇ。逆にぶっ壊してやる!!」
ミーシャも笑った
「……おいおい、エラい事になったぞ」
「馬鹿野郎、そのためにお前がいるんじゃねぇか。よろしく頼むぜ」
「馬鹿野郎、そういう使い方するんじゃねぇ!!」
ミーナが笑った。
「よし、少し寝よう。俺がガチで守ってやるからよ。これだけは、譲らねぇぜ」
「はいはい、二人とも寝よう。タンナケットがブチキレるよ!!」
ミーナが笑った。
「あ、あれ、こんなにしっかり寝るなんて珍しいな……」
「はい、疲れていたのでしょうかね……」
ミーナの魔法で目を覚ました、レインとナターシャが不思議そうな顔をした。
「タンナケットが燃えていつも以上に警戒していたからじゃないんですか。私は逆に怖くて寝不足です……」
眠そうなミーナが苦笑した。
「おうよ、こんちきしょう!!」
やたら元気なミーナが叫んだ。
「……おいおい、なんでそんなハイテンションなんだよ。ちゃんと寝ちゃったせい?」
俺は苦笑した。
「……私、いっそ極悪非道の悪鬼羅刹になっていいですか。師匠」
妙なオーラを出しながら、カレンがレインに聞いた。
「……なんか、その辺に落ちてるもの食べたの。ヤバい、直さないと!!」
レインが慌ててメシを作りはじめた。
「師匠、バッチリ仕込んでください。もう、いっそ回復魔法で攻撃できるくらいに!!」
ミーナがナターシャの前で正座した。
「うわ、なにどうしたの。燃え上がってるけど!?」
ナターシャの顔が引きつった。
「……あーあ、また野郎どもが妙にぶっ壊れちまったぜ」
俺は苦笑した。
「あのさ、あんな話なんて聞いたらこうなるって。蹴飛ばすにしては、ちと強すぎるぞ。私だけにしとけばいいのに」
ミーナが俺の背を撫でた。
「あれこそ暴発だよ。なに考えたんだ、俺は。危うく崩壊するところだったぜ」
「もう限界だったんだろ。それでも、私だけなら我慢しただろうね。ミーナと分散出来るからって、思い切り吐き出しやがって。うっかりカレンまで巻き込んだぞ。よかったね、ちゃんと理解できる野郎でさ」
ミーシャが鼻ピンした。
「やっぱりここはいいぜ。こういう、なんかよく分からない野郎ばかりだからよ。これ普通に聞いたら、かなり気持ち悪いぜ。俺だったら、迷うことなく逃げるな」
俺は小さく笑った。
「か、カレン、まともなの作ったぞ。急いで食え!?」
レインが鍋から直接なにか汁をカレンの口に流し込んだ。
「あつい!!!」
カレンが床をジタバタのたうち回った。
「な、直ったかも。危ないな」
レインが大きく息を吐いた。
「……カレンもひでぇな。なんか、そんな感じか。あの野郎」
「……まあ、なんかそうだよね」
ミーシャが苦笑した。
「お前がなんといおうと、私が飼い主だぞ。猫の意見なぞ聞かん。拾ったのは私だからな!!」
「それで満足ならそうしとけ。また、物好きな野郎だぜ」
俺は苦笑した。
「おい、ふざけて遊んでねぇで真面目に遊びにいくぞ。いつまでもやってるんじゃねぇ」
「はいよ、準備すっか!!」
ミーシャは必要な道具を揃え、クリップボートを手にした。
「今度はイカレなきゃいいな。この迷宮は馬鹿野郎だからよ」
「全く、楽しい場所だぜ!!」
ミーシャは小さく笑み浮かべた。
「さて、いくよ。よろしく」
ミーシャが俺とミーナをみた。
「任せろ、お前は楽しく遊んでろ」
俺は笑った。
「さて、引き締めていくよ!!」
ミーナが杖をそっと持った。
「……そろそろ、ぶった切りたいですね」
カレンが笑った。
「……やっぱりおかしいな。まあ、面白いからいいや」
レインが笑った。
「なんですかね、みなさんの雰囲気が変わっていますね。これは、楽しめそうです」
ナターシャが笑みを浮かべた。
「よし、行くぞ!!」
ミーシャがゆっくり階段を下り始めた。
「……あれ、なんか変わってますね、ここにあるはずなのに」
ミーナが不思議そうな顔をした。
「さぁな、猫みてぇに気まぐれだからよ」
ミーナが苦笑した。
「勝手に弄って、誰かさんがブチキレますよ」
「もう無理だろ。あんなの聞いちまったらよ」
俺はそっと笑った。
「……馬鹿野郎、怒れねぇよ。どうすんだよ」
ミーシャがポツッと呟いた。
「ほらな」
「うわ……」
ミーナが苦笑した。
「さて、やっと地下六階に戻ったな。ったく、なかなか進めねぇぜ。まあ、これもロマンだな」
「……なんでもロマンかよ」
ミーナが苦笑した。
「馬鹿野郎、サクサク進めちまったら面白くねぇよ。ってことで、ファイア!!」
俺が杖を振りかざした瞬間、前にいたミーナが避け、姿を見せたデカブツに放たれた光線が胸にぶち当たった。
「アースギガントだな。手加減しといたぜ。好きなだけぶった切れ!!」
「いくぞ!!」
「……やっとだぜ」
レインとカレンが飛び出て、巨人と戦い始めた。
「……あれ、結構強いはずだぞ。なんせ、頑丈だから」
ミーナが唖然とした。
「まあ、ギリギリ倒せる程度に弱らせたはずだぜ。確証はないがな」
「……おっと、危ないです。加勢してきます」
ナターシャが杖を持って飛び出た。
「……あいつ、もういっそ杖でぶん殴らせておくか」
「……誰に回復魔法を教わるんですか。ダメです」
「タンナケットの馬鹿野郎、そこら中弄ってイージーにしやがって。せっかく、ヒリヒリさせてやろうと思ったのに」
ミーシャが苦笑した。
「馬鹿野郎、やり過ぎだ。あれじゃ、みんなマジになっちまうぜ。面白くねぇよ」
「はいはい……あーあ、鼻ピンすら思い切り出来なくなったぞ。この可愛い野郎がよ!!」
ミーシャが苦笑した。
「結果的に制御に成功したな。お前にすら捨てられると思ったぞ。それならそれでいいやって思ったぜ」
「甘いです。それなら、即座に私がかっさらいます。あの程度でビビるほど、ヤワじゃないですよ」
ミーナが笑った。
「よし、お前もなんか適当に撃っとけ。ミスったな、あれでも無理だ。
「全く……おらぁ!!」
ミーナが杖からなんか光線を放った。
「なんだそれ、どうすりゃそんなもんが出るんだよ」
「だから、我流なんですって。まともなの教えてくれないと、妙なの出ますよ」
ミーナが笑った。
「……わたしもなんか撃ちたいぜ」
ミーシャが苦笑した。
「だったらお前の切り札あったろ。たまには使ってやれ。錆びちまうぞ」
「ああ、あれね。それがあったか」
ミーシャはそっと拳銃を抜いた。
「え!?」
ミーナが声を上げた。
「まあ、みてろ。すげぇぞ」
ミーナは息を吸い込み、冷たい目でデカブツを見た。
「……こ、こわ」
ミーナが呟いた瞬間、ドババババと発砲音が響いた。
放たれた弾丸はデカブツの急所をまともに貫き、巨体が床に倒れた。
「……またつまらんものを撃ってしまった」
呟きミーシャは拳銃をしまった。
「……こら待て、それどっかで聞いたぞ」
「気にするな、これを思わずいっちまうから、普段使わねぇんだ」
ミーナが大きく息を吸い込んだ。
「馬鹿野郎、そんな理由かよ!!」
「まあ、だから切り札なんだぜ。それに、マジになっちまうからよ。色々ヤバいぜ!!」
ミーシャが笑った
「なんかもう、馬鹿野郎だな。楽しいけど!!」
ミーシャが苦笑した。
「おい、いくぞ。まだいるだろうから、存分に遊ぼうぜ」
俺は笑った。
「……すげぇ、やたらウヨウヨいやがるぜ」
「うん、迷宮がブチキレたね。これ、どうしようか」
みた事ないような、人形の魔物がみっちりと通路を塞いでいた。
「……おい、あんなのいなかったぞ」
「……なんだろうね、あれ。私もみたことないぞ」
ミーナが表情を固くした。
「本で読んだことかありませんが、あれはドラニコロプですね。触らなければなにもしてきませんが、どれか一体でも刺激すると周りの連中と連携して一斉に襲いかかってきます。この数だとかなり危険ですね」
俺はミーシャをみた。
「……ダメだ。ここを抜けないと先に進めないね。意地でも排除しないと」
俺は杖を構えた。
「遊びは中断だ。マジであの馬鹿野郎どもをぶっ潰すぞ。用意しろ」
レインとカレンが表情を引き締めた。
「お前らが前衛だ、意地でも食い止めろ。俺とミーナが魔法でぶちのめす。ナターシャはいつも通り適宜サポートしてくれ。ミーシャは最後尾に回れ、お前になにかあったらあとにも先にも進めねぇ。ヤバいと思ったら、動けるヤツを引っ張って全力で逃げろ。いくぞ!!」
ミーナが最後尾につき、俺とミーナが同時に呪文を唱えた。
杖から放たれた光線が魔物の群れをなぎ払った瞬間、膨大な数で文字通り飛びかかってきた。
ナターシャが防御結界でその全てを弾き飛ばした。
「……ヤバいな。こりゃ無理だ」
俺は奥の手に取ってある呪文を唱えた。
「ポジトロン・ブラスト!!」
鋭い光線が無数の魔物の一部を消滅させた。
「待避だ。全員逃げろ!!」
前にいたレインとカレンが素早く後方に回った。
「ミーシャ後は頼んだ。仕事しろ!!」
俺は再び攻撃魔法を放った。
「お前もだ、ととっといけ!!」
「分かってるから嫌です。格好付けてんじゃねぇよ!!」
ミーナが攻撃魔法を放った。
「格好付けてるんじゃねぇ。お前いなかったら、誰があとやるんだよ!!」
「冗談じゃねぇよ。テメェのあとなんざやりたくねぇ。下らねぇ事いってねぇで、とっとと片付けるぞ。馬鹿野郎!!」
ミーナは腰に帯びていた短刀を抜いた。
「みせてやるよ、これが実力だってな!!」
「この野郎、いったからにはやれよ。くたばったら承知しねぇぞ」
「うるせぇ、魔法で援護しろ。残らずぶちのめしてやる!!」
ミーナが短刀構え、鋭い殺気を放った。
「いいもん持ってるじゃねぇか。俺もマジでやるぜ……」
俺は、杖に刺さっていた小さなピンを引き抜いた。
「……なに、手加減してたの?」
「……内緒だからな」
俺とミーナは小さく笑った。
「よし!!」
「ぶちのめしてやろうぜ!!」
「馬鹿野郎、ほとんど死んでたぞ。なに考えてるんだよ!!」
「……」
「……」
「……ボロボロなのに、タンナケットとミーナが容赦なく説教されてる。さすがに可哀想だね」
「……うん、頑張ったのに怒られてるね。せめて、完全に治ってからてからにすればいいのにね」
ナターシャが頭を掻いた。
「もう、ぶん殴りたいけどさすがに無理。馬鹿野郎にも程がある……まあ、お陰で私たちは無傷だけど、勝手に盾になるなっての」
ナターシャがため息をついた。
「タンナケットとミーナですか。どこか似てますね。バカがうつったのか、元々馬鹿野郎なのか。まあ、あの二人がいれば安心ですね。本当に死ぬ気で守りましたか。やるなっての」
ナターシャはカレンにゲンコツを落とした。
「代わりです、全く……」
「……あ、あの」
「まあ、そういうこと」
レインが笑った。
「ったく、もうやるんじゃねぇぞ。そんな事されたって嬉しくねぇ!!」
「別にお前を喜ばせるためにそうしたんじゃねぇ。必要だからやっただけだ」
俺は苦笑した。
「そのための私ですよ。タンナケットだけじゃ、危なくて」
ミーナが笑った瞬間、ミーシャのゲンコツが落ちた。
「馬鹿野郎、お前も危ないわ。一緒になってやるな。止めろ!!」
ミーシャはため息を吐いた。
「勘弁してよ。もう懲り懲りだからさ。ヤバかったら死ぬ気で立ち向かうんじゃんくて逃げろ。まだマシだ!!」
「……悪かったよ。守りたかっただけだ。それ以上の理由はねぇよ」
俺は小さく笑った。
「今までだったら迷わず逃げたでしょうが、私も毒素にやられましたね。毛嫌いしていた刃物持っちゃいましたし」
ミーナが苦笑した。
「とにかく、もうやめてね。分かった?」
ミーナが苦笑した。
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