『個性なき終焉』テンプレ墓所
・概要
一面に広がる墓場、全てが簡素な灰色の岩切り出して作った石版のみの墓で、それも腰より低い高さのものしかない。
死んだ人間はここに運ばれ、葬式を済ませた後に土葬されるのが通常で、先の戦争もあり、一気に広がった。
墓は作り易さを追求したもので、宗教的な意味合いは低く、ここまで宗教の派閥争いは関与していないため、テロ活動は少ない。
・地理
いくつかの区画に分かれており、それぞれどこに誰が眠っているか、事細かに記録されている。記録はそこらを歩いている墓守が手帳にして持ち歩いている。
長距離を運ばれてくるのが大半で、葬儀もここで行われるため、慰問客用に馬場や宿屋、それに葬式を行うための祭儀場が点在している。
墓が全部同じ形、違うのは埋まっている人数と、書かれている文言、グレードが高いほど人数は少なく、掘られる文言も詳しく多くなる。
墓や棺桶には見えない部分にアンデット防止の魔方陣が刻まれており、ここでゾンビを見ることはまずない。
広く障害物がないことと、人通りが少ないこと、また墓場と言う空気からか、決闘の名所にもなっており、ここで作られた死体がそのまま埋葬、というのも珍しくはない。ちなみに決闘許可証も近くで販売しているが、ほとんどが偽造品。
何故だか古くからのバーベキュー場もいくつかあり、石の暖炉に金網、炭なども常備している。場所とは別に肉を買ってきて自分で焼くスタイル。値段は若干高めだが常連客は多い。
・特産
墓、沢山ある。また土葬で、一緒に埋めた埋葬品にはお宝もあるため、墓泥棒がシャベルをもってうろついていることもある。
肉、塊からミンチ、骨付きに内蔵や脳みそまで商っている。曰く、葬式で落ちた気分を盛り上げるためにバーベキューをすべきだという。何の肉かを聞くのは疑うやましい心の持ち主であり、そういう人間こそバーベキューになるべきだと声高に言われている。
生命保険、特定の建物があるわけではなく、スーツを着た営業マンが個別に売り歩いている。正規なもので、死んだら遺族にちゃんと支払われると言われるが、死んだ後のことなので確認のしようがない。
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