『血と毒の沼』ジェノサイド・ライン
・概要
古城の北に広がる虫もいない沼地。
迫り来る魔族の大軍に対して何重にも引かれた塹壕線、その跡地。
身を隠す塹壕、足止めする障害物、そこへ最新の重火器を持った兵が並び、一斉掃射により、王国を脅かしていた軍勢の大半はミンチとなった。
残った死体の処分場所として塹壕を再利用し、害虫が湧かないように毒を撒いたところ、そのまま沼地となった。
・地理
塹壕だったので、赤黒い泥のような沼と比較的乾いている地面とが互い違いになっている。
遮蔽物は無く、枯れ木すらない。が、水から上がる毒の霧によって見通しは悪い。
沼の底には敵味方の区別なく死体が沈んでおり、装備品もそのまま、なので引き上げて小金を狙うものも多い。
毒は神経毒で、吸い込むと頭痛やめまいなどを引き起こすが、直接飲まなければすぐに健康に問題はない。また腐食しないので船なども有用。
地下水はここから北へと流れているため、王国の水は汚染されていない。
・特産
装備、ここで死んだ兵士が身につけていた武具。魔法が施されているものは腐食しにくく、一攫千金が狙える。
ゾンビ、沼に沈んだ魔族、ミノタウルスやケンタウロス、オークにゴブリン、トロールにコボルト、連れてきた魔物もマスティコアやケルベロス、ポイズンキャットにハギス、バジリクス、サイクロプスなどもまとめて呪われ、時折毒をまとったゾンビとして徘徊する。
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