それを恋とは呼べない
@reim1218
序
恋。異性に愛情を寄せること、その心。思いしたう。思いこがれる。
愛。そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持。大事なものとして慕う心。
恋愛。特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。
今日もどこかで、誰かと誰かが「恋」し、「愛」している。
誰かに会いたいと感じて何をしているのか、考えてしまうような、そんな思いを抱えて毎日を過ごしている。
その全てが美しい、素敵なものばかりじゃない。心の中の見えない感情は、ひどく曖昧なせいで恋い慕う相手を傷つけてしまう。恋する相手の一言に傷つき、上手くいっていたはずの関係は、知らない間に壊れている。ハッピーエンドよりも残酷な現実が多いのはよく分かっている。
どうして、人は夢を見てしまうのだろう。
いつか来る別れを知らないふりして愛を語り、囁く。たくさんの愛が溢れている。溢れてすぎていらないくらい。その全てを感じることが出来るなら、どれだけ幸せなのだろう。
私には分からない。厳密に言えば、分からなくなってしまった。
私と彼のそれは恋とは呼べないのだから。
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