6/1 ストックホルム ウプサラ

朝6時くらい。外の様子を見てみようと外に出て、少し歩いた後ホテルに戻ろうとしたら、出入り口がロックされていた。インターホンを押して開けてもらった。早朝は閉まっているのかもしれない。


部屋でテレビをつけてみたところ、ポケモンが放送されていた。

二分ほど視聴した。


ウプサラ行きのチケットはカウンターで買うしかなかった。

115SEK

空港行きのチケットは自販機で買える

急ぎでなければアーランダエクスプレスより断然お得。


しかし、中央駅インターシティのプラットホームは汚い。

列車内に雑誌売りや、何か語りながら小銭を集める人もいた。小銭をあげる人もいた。


今度は駅を尋ねられた。

だからなぜ私に聞く?

明らかに現地人じゃないのに。


「ウプサラ」

中央駅にはセブンイレブン、カフェ、書店、SUSHIレストランがある。

ウプサラからストックホルム中央駅まで89SEKなのに、それより近い空港までは174SEKと倍も高い‼ 

何がどうなってる?


→おそらく、空港に行く人間はお金を持っているのだから、持っている人間から金を取ろうという魂胆。日本にはない発想。賛同したい。しかし、出費は痛い。


街は人が少なく閑散としていた。寂れた地方都市といった感じだ。

ウプサラ城はなく、城跡にホテルのような近代的な建物が建っていた。

大聖堂は大きくてすごかった。まあそれだけ。

商店街はそこそこ賑わっていた。街の様子は他とさして変わらない。


空港行きバス 79SEK 

自販機での支払いはカードのみ。なぜか名前を入力させられた。

席を確保するためだった。偽名を入力。

本名に近い名前にしたので問い詰められたら打ち間違えたと言えばいい。

空港までの所要時間は40分だが、景色を見ながらゆっくり行けるという利点もあるので乗ってみることにした。


ウプサラ駅からアーランダ空港までの道は、のどかな田舎の風景だった。

広大な田園と森の風景の中に時々現れる、民家、工場、倉庫、牧場、そして黄色い花畑。

高速道路めいて延々と信号なしに続く二車線道路。日本と違い左車線が追い越し車線のようで、左から乗用車が追い抜いていく。

スピード制限の標識は見当たらない。

ロータリー式の交差点があった。交通量が少ない場所には適切と思った。


「アーランダ空港」

ターミナル4-3-2と順に回ってみた。広い。

カストロップ空港もそうだが、なぜかターミナル1がない。ターミナル5に戻るのに、アーランダエクスプレスを使ってみた。この区間だけは無料。


「スカイシティ」

無料WiFiあり。

しかし、日曜日だからか休みの店が多い。

SUSHIバーとアジア料理、寿司を食べられる店が二件もあった。

もはやこの国でSUSHIは定番のようだ。


売店でお土産を買おうとしたら、「Coming 15min」という張り紙を残して店がしまっていた。おそらく休憩に行ったのだとは思うが……。これも文化の違い。


明日の搭乗場所も手順もほぼわかった。これなら明朝そう急ぐこともなさそう。

空港から中央駅への列車 135SEK

やはりウプサラから直で行くより高い。


ストックホルム中央駅、アーランダエクスプレス乗り場付近の売店で、若い女性店員さんに多大な迷惑をかけてしまった。レジカウンター内に電子レンジらしき機械があったのでミートボール弁当を買って温めてもらおうとしたら、どうやら電子レンジではなかったようで、店員さんの控え室(?)まで温めに行かせてしまった。

そこまでしてもらうつもりはなかったのだが、言葉が上手く通じないこともあってしつこく言ったのが良くなかったようだ。以前デパートで似たような弁当を温めたことがあるので、ここもそうだと思い込み、無茶な要求をしてしまった。反省。

せめてもの償いに、前の客がテーブルに残したゴミを片付けさせてもらった。


同じ場所、お弁当を食べ終えた直後、おかしな男に迷惑をかけられもした。

白人の中年男性が英語で話しかけてきて、はじめは何を言っているのかわからなかったが、よく聞いてみたところ、要するに金をせびりにきたようだった。

具体的には「列車に乗りたいが100SEK足りないからくれ」みたいなことを言っていた。

空港行きの列車の近くなら金を持っている人間が多いから、ああして声をかけてはたかっているのだろう。早い話がただの詐欺師だ。


しかし、人目のあるところとはいえ、警戒心が薄かったことを反省する。いきなり暴力を振るわれる可能性もあった。話をしている間に仲間が背後から貴重品を抜き取りにくる可能性もあった。あとになってそれに気付くとはまだまだ未熟。こちらも反省。

それにしても、このようなことが同地点で起こるとは……。

店員さんは因果応報と思ったかな?

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