ネタが欲しいよ、ネタが。

 今回から、『書き方』のお話になります。

 タイトルからお察しかと思われますが、ネタ出しについてです。


 いまさらな話ではあります。

 どんな創作も、ネタ出しから始まりますからね。

 ですが、『はじめの一歩』であるからこそ、まずはここから話を始めたいと思います。

 ついでに、「僕は違う方法でやっている」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただければ幸いです。

 そういうお話を聞くのが、僕は大層好きなので。


 まずは、インプットをします。本を読んだり、映画を観たり。ぼーっと散歩するだけでも、案外おもしろい情報を得られたりします。

 たっぷり情報を得たら、あとはぼーっとします。もしくは惰眠を貪ったり、仕事に邁進したり、スマホゲーにいそしんだりします。

 この間、なにかおもしろい情報を得たり、ひらめくことがあったりしたら、それがどんなにちいさいことであっても、とりあえずノートに書き留めておきます。

 そして、「よーし、小説書いちゃうぞー!」という気分になった時に、おもむろに書き溜めたノートを開く。

 すると、なんということでしょう。

 ジャンルもばらばら、年代もばらばら、情報源すら書いてない謎のメモ書きが整頓もせずに羅列されているではありませんか。

 まあ仕方ないですね。いちいち分類しながら書くのも面倒くさいので。

 その雑多なメモ書きを端から眺めつつ、感性にティンと来たものを2,3個ピックアップします。このとき、なるべく相互に関連性のない要素を選びます。

 最後に、それらを無理やりひとつのネタとして合成。

 はい。これでお話のタネひとつ完成です。


 次にプロットを作成するのですが、最初に作ったタネがプロット化する際にまったく違う話に変化してしまう、なんてこともよくあります。

 なので、ここで作ったタネをそのままお話に昇華することにはこだわりません。

 あくまでタネなので。


 

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