書く環境を整える<後編>

 安定して執筆するために必要な環境について。

 前回で説明が追いつかなかった残り2つの鍵についてご説明します。


2.道具がそろっていること。

 これはまんまですね。

 パソコンとワープロソフト買いましょう。タブレットじゃない方がいいです。

 Windowsだったらタブレットでも大丈夫かもしれませんが、いかんせん僕はiPad2の頃の印象がぬぐえていないので、タブレットをあんまり信用していません。

 いつデータ飛ぶかわからないし……書いてる最中にアプリ落ちるかもしれないし……。

 僕はWindowsのデスクトップとMacBook Airで、ソフトはMicrosoft Wordを使用しています。

 その経験から言いますが、Wordはやめといた方がいいです。プリインストールされているならWordで別にいいと思いますが、新しくソフトを買うなら絶対Wordじゃない方がいいです。

 いらん気遣いが多すぎるうえに、ハズレ年に買ってしまうと縦書きの際に心底いらいらする羽目になります。僕のWordはなんと縦書きで三点リーダーやダッシュを入れると、。これ、以前のバージョンでは、普通に縦向きにしてくれてたんですよね。縦書きとはいったいなんだったのか。

 一太郎とかいろいろあるので、自分のスタイルにあうやつを調べてから、調買ってください。


3.家族の理解があること。

 一人暮らしなら別にいいんですけど、実家で家族と暮らしているならぜひ欲しいのがこれ、『家族の理解』。

 うちで言えば、母は理解してくれていますが、父は「えっまだ小説家とか言ってるの?」だの「いつまでそんなこと続けるつもり?」だの、言わんでもいいことを悪意ゼロで口から垂れ流すので、時たま僕とクチサキファイトに発展します。目に見えぬ、言葉の弾丸の応酬です。ずばばばば。

 そういう不毛な戦いが勃発するような状態だと、無駄に疲れます。無駄に疲れることを繰り返すと精神が疲弊します。精神が疲弊すると意欲が減衰します。意欲が減衰すると書けなくなります。困りますね。よろしくないです。

 家族の理解があると、不毛な争いがなくなるばかりか、休日にひがな一日自室に閉じこもっていても黙認してもらえます。引きこもりを心配して、お天道さんの下に連れ出されたりしません。ありがたいですね。

 それでは、肝心の「どうやって家族の理解を得るか」ですけれども。

 うーん…………わかりませんね! ははは。

 強いて言えば、夢は若いうちから口に出して表明しておくのがいいと思います。それで周囲が、それを認めなかったり、馬鹿にするような人だらけならば、さっさと地元とおうちを出て一人暮らしするのがいいのではないでしょうか。

 実家ぐらし、楽なんですけどね。

 一人暮らしの解放感はぜひ一度味わってほしいです。

 犯罪以外ならなにをしても自由。全裸で部屋を歩き回ってもいい。休日にお菓子パーティーもできる。

 あと、案外、住む町を変えると自分の理解者があっさり見つかったり、そういうこともありますよ。



 え? 「集中力の話はどこにいった」ですか?

 そんなもん、いい方法があったら僕の方が知りたいですよ。

 そもそもネットに惑わされず集中して執筆する方法なんてものを発見していたら、この創作論そのものを書いてないですからね!

 ネットのないカフェに引きこもるか、Wi-Fiルータを窓から投げ捨てるしかないですね。

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