第23話 カノンは過去を振り返り涙する
「ではまず一つ目。えーと?スリーサイズはなんですか?」
『うぉおおー!!!』
「盛り上がっているところ悪いんですが…ノーコメントで」
『えぇえー!!!』
カノンはその反応に苦笑い。
「では次の質問に行かせていただきます。次の質問はと…カノンさんが演じてきた中で一番好きなキャラは誰ですか?」
『おぉおーー』
「そうですね、いい質問ですね。そうですねー、私が一番好きな演じたキャラは……えっと……シトレアですかね。皆さんご存知かもしれませんが、私の声優デビュー作品なんですよそれが。皆さん知ってました?」
『知ってるーー!!』
そしてペンライトを振って応えてくれた人もいた。
「ありがとうございます。これは人気作品っていうわけでもないんですが、私の声優の原点かなぁと思います。これで私の実力を評価してもらってここまで這い上がってこれたと思っています。だから感謝ですかね?あと皆さんにも。ありがとうございます」
『こっちこそありがとうーー!!』
「っ!」
会場のみんなに励まされたカノンは、嬉しさのあまり少し瞳が潤ってしまう。
『泣かないでー!』
カノンは会場のみんなにまたもやはげまされる。
「はいっ、みんなありがとうございます、私もみんなが大好きです!みんなは私のこと好きですかー?」
『『大好きだよーーー!!!』』
「みんなーありがとう!!」
カノンは少し瞳を潤わせながらも、みんなに笑顔で答えた。
そしてあっという間に時間は過ぎて時刻は八時十五分。ステージ終了の時間を迎えた。
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