短機関銃(暫定)

●中央工業 零式機関短銃

 一〇〇式機関短銃の戦後改修型。使用弾薬を一二式普通実包(9mm×19弾)に変更した物。弾倉はランチェスター、ステン、スターリング短機関銃用の物を流用している。それ以外は一〇〇式機関短銃後期型に準ずる。

 本来は後継である一〇式配備までの繋ぎとして改修された物であり、その後は予備役を経て殆どが満州国等の同盟諸国へと払い下げられた。

 一〇〇式から零式への名称変更は、弾薬の違いを示すための意図的な変更。


●中央工業 一〇式機関短銃

 大東亜戦争終戦から間もない内に制式化された短機関銃。皇紀2610年(西暦1950年/昭和25年)採用。

 プレス加工製の機関部、オープンボルトとシンプルブローバック方式の簡素な構造で、生産性も高い。よくスターリングMk2と比較される事が多い。

<性能>

全長:504mm(銃床展開時:+252mm、銃剣装着時:+388㎜)

銃身長:140㎜

重量:‪3960g(装填弾倉込み)

使用弾薬:一二式普通実包(9mm×19)

装弾数:30発

作動方式:シンプルブローバック方式

発射速度:毎分495発

撃発:オープン・ボルト

トリガー:セミ/フルオート切替式

銃口初速:毎秒420m

有効射程:約150~200m


 元ネタはニュー南部M66、及びカールグスタフm/45(とそのコピーであるS&W M76)です。


●中央工業 四三式機関拳銃

 皇紀2643年(西暦1983年/永文5年)に採用された、警察・特殊部隊向け小型短機関銃。帝国軍では機関拳銃に分類される。

 ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件でモーゼルMP66(史実のH&K MP5に相当)が、「人質解放任務における命中精度の高い短機関銃の実用性」を証明した事を受けて、対テロ用の命中精度の高い短機関銃の需要が発生した。

 本銃はMP66と異なり、Uziの様にL型ボルトやマガジンがグリップ内部に収まる構造等、大型自動拳銃程度にコンパクトである。命中精度向上の為にクローズドボルトを採用しているが、セミ・フルオートに加え3点バースト機構を追加し、折り畳み式のフォアグリップとストックを備える。これは同様に対テロ用途で開発されたベレッタ93Rの影響も受けている為である。

 用途を人質救出作戦や要人警護等に限定しており、一〇式機関短銃の代替を目的とはしていない。その為、高性能・高価格な機関拳銃に仕上がっている。身辺警護人がスーツ下に隠し持って使う事を想定しており、ストック無し・片手撃ちでも良好な命中率を叩き出す。

 なお、近接戦闘及び近接格闘(CQBとCQC)を想定して、銃剣の取り付けが可能である。弾倉はUziの物を流用している。

<性能>

全長:395㎜(銃床展開時:+200mm、銃剣装着時:+160㎜)

銃身長:185㎜

重量:2420‪g(装弾・弾倉無し)

使用弾薬:一二式普通実包(9mm×19)

装弾数:20/25/32/40/50(+1)発

作動方式:ロータリーロッキングボルト・ショートリコイル方式、クローズド・ボルト

発射速度:毎分640発

撃発:S/3/F

銃口初速:毎秒360m

有効射程:約50~100m


 これといったモチーフは有りません(強いて言えばMP7?)が、元ネタはラドムPM-84です。

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