海底☆★★グルメ
海面から顔を出してはいけないよ
足枷をつけ、沈んだままの眼を閉じる
教室は深い深い海の底
浮いてしまったら最後
どうにもならない孤立感なのさ
どうにも息苦しいななんて
酸素より重い
空気でできているから
口に漂う圧迫感を飲んで
無意味な規制を取り繕った
両目を塞いだ。
「あの夜が終わる。」
僕がもしも人魚姫なら
泡になってまで人を救うか
なんて聞かれたら
ノウと首振り鉛を撫でる
足元に転がる見えない威圧
このまんま溺死
同調と消える
海面から顔を出してはいけないよ
王子を救ってはいけないよ
浮いた人間は餌食になるのだ
少なくともこの
荒れた海では
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