第2話

○被害者の所持品


関村が近衛に殺されるまで所持していた梁塵秘抄は、鑑識に送られた。鑑識の倉本は、それが自分たちに送られたのを知ると、早速それを調べることにした。彼には、同僚であり、恋人の中田という人物がいて、彼女と共に梁塵秘抄を調べることにしたのだが、それはかなり昔の物なので、どうして関村が持っていたのかが不思議だった。関村、歴史学者だが、何故そんな物を所持していたのか、調べていく内に分かった事がある。それは、関村、歴史学者でありながら歴史博物館で働いていたという事だった。その調べた事を頼りに考えていくと、関村、そこから梁塵秘抄を盗み出したか、預けられたかの二択が捜査線上に浮上。どちらが本当なのか調べるため、二人は関村が働いていた歴史博物館へ。

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