第42話
食事を終えると、姉妹は高坂の車に乗り、警察署に向かった。
「二人ともおはよう」
到着すると、入り口で待機していた刑事が迎えてくれた。姉妹は車を降り、女性刑事の元に駆け寄った。
「おはよう。刑事さん」
「よく来てくれたわね」
女性刑事は二人の頭を撫でると、高坂の車に近寄った。
「わざわざありがとうございます。どうぞ中へ」
「いえ。私は完全な部外者。ここで待ってますよ」
「部外者じゃありませんよ。琴音ちゃんと琴美ちゃんの保護者さんでしょう。一緒に中にどうぞ」
「それではお言葉に甘えて。車を停めたら行きます」
高坂は駐車場に車を停めると、姉妹と共に警察署の中に入った。
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