第2話 実花
そんな彼女が私の家にきて、3ヶ月がたった。
彼女の名前は、実花といい、私の友人である信条さんの婚約者であったが、精神に問題が生じ、私が一年間限り、という条件で、預かることになったのだった。
彼女が、一通り暴れまわったて病院につれていく間も、彼女は、ゼンマイのきれた人形のように放心したままで、次の日には、昨日のことも、私のことも信条さんのこともわすれてしまっていた。
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