第2章:川西の教育ー第1節:始まりの教育

第42話:二章の序部①

「すみません、ちょっといいですか。総理。川西です」

「ああ、何だね」

「どうも、アメリカが暗殺者と地球外生命体をどうもこちらに極秘に送ったようで」

「その地球外生命体とは何だね」

「いや、地球で作ったといったら作ったなんですが・・・」

「早く申してみろ」

「それが、人間にフロンを与えたようなんです」

「フロン?そんなことができるはずがないだろ。科学的にも証明されてない」

「ここにアメリカの情報がロシア経由で伝わっているにはご存知ですよね」

「ああ、知っている」

「実は、ロシアが人間にフロンを与えてもそのまま人間になっている研究がアメリカで成功したことを黙ってたんです」

「いや、それはありえないはずだ。なぜならフロンはどこにも結びつかない」

「確かにそうですが、1つ壊れる要素が」

「紫外線か?」

「その紫外線でフロンを壊して塩素をある気体にし、人間の体の中で再合成したんです」

「塩素が人間の体に悪さをして死ぬだろ。というかフロンってそんな一時的じゃないのか」

「フロンを反物質にしたらその人間がフロンの力を吸収してフロン人間になったんです」

「何故それを隠してた?ロシアが。こちらの味方のはずじゃあ」

「ついさっき、ロシアとアメリカが軍事協定を結びました。次の標的はここ、日本です。だからそいつらを送ってきたのでしょう」

「分かった。とりあえず軍はそちらに任せる」

「わかりました」


 そうして、川西長官は総理室を出る。


「仕方がない。こうなったらエリカの転勤は保留だ。で、そいつは日本人で教師をやりたかったっていってたな。でないと体の中にあるフロンで世界吹っ飛ばすっていってたなあ。多分日本人にしたのは殺しにくくするためだろう。まあ、仕方ないから教師やらせるか。まあ、殺させるって言う条件付だからな。で教師をやらせる学校は公立は教師の数十分で無理って文部科学省が言ってたから私立の高校だろうな。出ないと中学生だったら小学校みたいなやつがいるし。見つけたら鋭らに押し付けよう」


 まぁまぁ長いが要するに私立高校の担任空きクラスでフロン人間に担任をやらせるという事だ。

 あいつらを入れるのは最後に暗殺してもらう為だ。


「じゃあ早いがあいつらを呼ぶか」


 そういって、川西警察庁長官兼警視庁長官は部屋に戻って川西達を呼んだ。


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