第25話:銃替えをしよう!・3(エリカの狙撃能力が神の巻)

「エリカ、この男が持っていた88式狙撃銃であの目標を撃ってみろ」

「了解しました、川西第一部隊隊長」

 うぉっ、昔の名前を言うな。

「とりあえずさっさと撃て」

「わかりました!」

 エリカが88式狙撃銃を構えてスコープを覗く

 チャキン チャキン チャキン

 見事に目標の頭に命中。

「動いてる敵はいけるのか?」

「やってみないとわからない」

 ちょうどそこに車で乗りこんできた奴が来ました。いい実験材料です。

「エリカ、あいつを撃て」

「了解しました」

 チャキン

 相手が倒れました。私が05式を持って敵をみてみると・・・

 完璧に額の真ん中に当たってるじゃないですか。この女やっぱりオールマイティにできる。

「あっ、あああっ」

「何なの、鋭ちゃん」

「藤田夫妻のこと忘れてた!」

「ああっ」

 エリカは88式、私が05式を持って走っていきます。すると、やっぱりでしたか。敵がいました。すると

 チャキン チャキン

 相手は88式か、と思いましたが相手が倒れています。しかも額の真ん中に風穴を開けて。そして狙撃銃の類は一丁も持ってなさそうです。

 ってことは88式を持っているのはただ一人、エリカです。

 あなたランニングショットで相手の額の真ん中を撃ち抜きましたか。

 上には上がいるものですね。

「鋭ちゃん。敵が死んでる」

 そらあなたがランニングショットで撃ち抜きましたからね

「初めてでもやればできるんだね」

 うわぁ。あなたは超天才の超スナイパーの超運動神経いい奴ですか。うらやましい限りです。

 あなたは神ですか。

 私は半場泣きかけでした。(泣くのはこらえたけど)こんなにうまいやつがいるとは。

「と、とりあえずその88式と95式持っとけ」

 そこに藤田が

「まぁ、ちょっと鋭泣きかけなんじゃないの」

 人のことはどうでもいいからいうなー。

「大丈夫、とりあえずみんな選んだのかい?」

 藤田が

「米軍基地行ってくれない?」

「なぜだ」

「西側諸国の銃でほしい銃があるから」

「そうか」

 そこへエリカが

「私この88式と95式気に入った」

「対物ライフルはいいのかい?」

「それは鋭ちゃんがやって」

 それは、ある意味の優しさだよね

「わかった。じゃあ、米軍基地へ出発しようか」

「で、鋭ちゃんはどういう組み合わせ?」

「短機関銃と対物ライフル」

「その意図は」

「短機関銃は05式だから中距離はカバーできるし、長距離は対物ライフル使えばいいから」

「フーン、じゃあ、気を取り直して出発!」

 そして、くるまで米軍基地へと向かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る